公開日: 2023/01/30
更新日: 2023/02/01
ライダーの嗜好が多様化している国内の二輪車事情。そんな状況下、自然相手に遊べるオフロードバイクが注目を集めている。ロードのサーキットよりも専用コースの走行料金がリーズナブルで、レンタルバイクなどのサービスが充実してきたことも要因だ。これまでオンロードバイク一辺倒だったベテランライダーや、初心者や女性が走行会やエンデューロレースに参加する事例は少なくない。
その際、エントリーユーザーに大きな負担となるのが、装備購入の出費。モータースポーツの安全装備はジャンルに関わらず高額であり、それが新規ユーザー獲得の足枷になっていることは否定できない。
そこで注目したいのが2022年8月にBOSCO MOTO(ボスコ・モト)から発売されたベリックのオフロードセット。同社は2009年からロードレーススタートセット(レーシングスーツ、プロテクター、グローブ、ブーツ)を13万2000円(税込)で販売してきた実績がある。単品で購入した場合の2分の1程度のコストでフルセットが揃う(※ヘルメットは含まれない)。何より、この価格でライダーの安全を担保するという、ボスコ・モトの企業理念は多くのファンを獲得してきた。
オフロードセットの内訳はオフロードジャージ、パンツ、グローブ、ブーツ、エンデューロブーツ、アーマープロテクター、肘&膝プロテクターの6点。カラー、サイズ共に選択可能で価格は何と5万5000円(税込)というから、驚くしかない。試着は全国のボスコ・モト店舗で可能であり、レディースとキッズサイズにも対応している。
ボスコ・モトは1988年に元トライアル国際A級ライダーの橘田忠博氏によって、海外ブランドの輸入・販売店としてスタート。1992年にアプリリアの日本総輸入元となる。1996年にWRCの映像権を取得。BOSCO VIDEOは貴重な映像を日本のファンに届けた。1999年マルティーニレーシングアパレル、2001年にはイタリアンブランドのベリック・アレンネスの日本総輸入元となり、2013年にはベリックを買収する。
そんなブランドホルダーであるボスコ・モトだからこそ実現できたのが、レーシングスタートセットとオフロードセットなのである。
繰り返すが「リーズナブルに一流ブランドでライダーの安全を担保する」という企業理念は高く評価されるべきだ。気軽にオフロードバイクが楽しめる環境が整っても、ライダーが肉体に背負うリスクに変わりはない。ライディング装備をまずは充実させることが、販売店のみならず二輪業界全体の責任ではないだろうか。「まず何を買えばいいのか?」というエントリーユーザーの問いへの明確な回答が、ボスコ・モトのオフロードセットなのである。
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