CEO挨拶

変わらぬ姿勢

売るための更なる工夫

新型コロナウイルスに翻弄されて3年が経とうとしていますが、ようやく正常なライフスタイルを取り戻しつつあります。昨年を振り返りますとロシアによるウクライナへの軍事侵攻、急激な資源高と円安が進み、情勢は目まぐるしく変化しています。昨年もオートバイ需要は堅調であった様ですが、中古車については「今年は前年より落ちている」とのお声が多く聞かれました。ここ数年のオートバイブームですが、2021年をピークに、少しづつ落ち着きつつあると感じています。

皆様ご存知の通り、この数年で中古車相場は高騰しました。新車については値引や無理な下取りをせずとも売れる様になり、この事は業界にとって非常に良いことだと捉えております。ただ、中古車についてもある程度高値で推移するのは好ましいことですが、ここ数年、一部の中古車相場は異常な状態でした。オークションの主催者としては相場が高まり活況なのは非常に嬉しいことですが、新車の価格を中古車が上回るというのは、困惑もしています。

この数年、空前のオートバイブームと言われていますが、果たして健全な状態と言えるのでしょうか。この数年でオートバイに乗るためのハードルは相当上がってしまったのではないかと心配をしています。

そういった意味では、昨年後半から新車の供給も徐々に増え、中古車の相場も落ち着きを見せ始めているのは、本来の適正価格に戻りつつあるということで、肯定的に受け止めております。新型コロナウイルスも3年が経ち、感染症の分類を2類から5類へ見直そうという議論も進んでおり、世界はようやくコロナから脱しつつあります。

海外からの旅行客も少しずつ増え、町の人出も賑わいを見せています。世間はコロナから抜け出しつつありますが、これからオートバイの需要はどうなっていくのか。少なくともこれからは黙っていても売れる状況ではなくなると思います。魅力的な商材を揃えて、それを売る為の更なる努力と工夫が求められるのは間違いないでしょう。

BDSバイクセンサー

弊社においても、オークションを通じて会員店の皆様により魅力的な商材をご提供していくこと、そして、BDSバイクセンサーにて会員店の皆様の販売に貢献をしていくことが、今まで以上に求められるものであると認識しております。

そのBDSバイクセンサーですが、昨年10月にTVCMを放映したことを皮切りに、車両掲載台数は約30,000台まで一気に伸び、アクセス数・問合せ数も従来の水準から大きく伸びております。

もちろん、これでもまだまだ道半ばではございますが、ようやく大きな車輪が回り出したことを実感しております。この勢いをより一層強めるべく、更なる広告費を投じて車輪の勢いを増してまいります。皆様、BDSバイクセンサーに引き続きご注目ください。

NewsTV_officials様より転載

変わらぬこと

新型コロナウイルスの動向、ロシアウクライナの情勢、資源高、為替の動向、中古車相場の高騰と下落、インボイス制度、脱炭素とEV化の動き、昨年は排出ガス規制のユーロ5が適用されましたが、原付一種も2025年には適用される予定です。

業界を取り巻く環境は刻一刻と変化をしています。どんな業種・業態においても言えますが、いくら大きくても、環境の変化に対応ができなければ生き残ることはできません。常に変化して環境に適用することが求められます。

ただ、これからも変わらないことは、オートバイには安心・安全・楽しさが欠かせないもので、我々はただ単にオートバイを売るのではなく、それらをユーザーに提供して行く必要があること。そしてその為に、会員店様と弊社は共に歩んでいく存在であるということです。これはどんなに環境が変化しても変わらぬものとして、社業に徹してまいります。本年も更なる環境の変化が生じるかと思いますが、共に乗り越えていきましょう。

プレミアムオークション展示場

代表取締役CEO