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『EICMA2025』開催! 世界50か国からメーカーやブランドなどが出展し、60万人以上が来場

公開日: 2025/12/23

更新日: 2026/01/05

世界最大級のモーターサイクルショー『EICMA2025(ミラノショー)』が2025年11月4日〜9日まで(一般公開は6日〜9日)、イタリアのミラノで開催された。同ショーには世界50か国から730社以上の企業・2000以上のブランドが出展し、来場者数は60万人以上となった。日本の4メーカーも出展し、ワールドプレミアモデルを公開するなど、会場を沸かせた。

「ホンダ E-Clutch」搭載車続々発表。日本での搭載モデル拡大にも期待

2025年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2025(以下、JMS)」とほぼ同時期の11月4日〜9日(プレスデー含む)にかけ、イタリア・ミラノで開催されたのが「EICMA2025(ミラノショー/以下、エイクマ)」。エイクマにはホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの他、日本でも人気のハーレーやBMW、トライアンフなどなど世界各国から人気ブランドが大集結。数々の話題となったモデルが出展されたので、国内4メーカーを中心に紹介する。

まずはホンダ。ワールドプレミアモデルも出展されていたが、先に伝えておきたいのが、「ホンダ E-Clutch(以下、Eクラッチ)」搭載モデルの拡大だ。新たにEクラッチ搭載モデルがオプション設定されたのは「XL750 TRANSALP」「CB750 HORNET」「NX500」「CBR500R」「CB500 HORNET」の5機種。

日本国内では「レブル250」「CL250」「CBR650」「C650」にEクラッチ搭載モデルがあり、全機種ともユーザーからは概ね好評な様子。もっと多くのモデルに搭載して欲しいという声も確認できる。

Eクラッチの大きな特長は、今さら説明するまでもないが、ライダーによる任意のクラッチ操作も可能なところ。積極的にクラッチを操作してスポーツライディングを楽しむこともできるし、クラッチを使わずにイージーライディングを楽しむこともできる。エイクマで発表されたのはいずれも海外仕様モデルだが、日本のモデルへの搭載拡大にも期待のかかるところだ。特に、レブル同様に女性人気の高い『GB350』への搭載を望む声は多いので、そのあたりにも期待だ。

「SV650」シリーズの後継!? 待たれる「SV-7GX」の日本導入

ホンダブースでワールドプレミアとなったのが、「CB1000GT」。エンジンのベースとなっているのは、「CB1000 HORNET」に搭載されている直列4気筒・1000ccエンジンで、専用のFIセッティングとスロットルワイヤシステムの他、調整幅81mmのアジャスタブルスクリーンや電子制御サスペンションなども採用されている。

ここ最近、スポーツ系のバイクにもトップケースやサイドケースをつけてツーリングする姿を見るようになってきたが、そのようなバイクライフを楽しむ層はもちろん、アップライトなライディングポジションで街乗りからツーリングまでいろいろと楽しみたいというユーザーにも勧められる一台だ。日本国内でも発売が予定されており、すでにメディア向けイベントで公開されているので、発売はそう遠くないかもしれない。

その他、ワールドプレミアのホンダ初となる電動モーターサイクル『Honda WN7』、電子過給機搭載のV型3気筒エンジンをもつ「V3R900 E-Compressor Prototype」なども公開された。

ヤマハブースで話題となっていたのは、ワールドプレミアとなった新型の「YZF-R7」。電子制御のスロットルシステム「YCC-T」、6軸IMUなどを採用。クイックシフトシステムも相まってよりスポーティな走りを予感させる仕上がりとなっている。その他、レッド/ホワイトのカラーに包まれた70周年記念モデルも存在感を放っていた。

また、JMSでも展示されていたが、イエローのインターカラーをまとった「XSR900GP」。これは往年のヤマハファンにはたまらないカラーリングだろう。

スズキブースでのワールドプレミアは、ストリートモデルのスポーツ性とアドベンチャーモデルの快適性を融合させたクロスオーバーモデル「SV-7GX」エンジンは「SV650」シリーズの645ccのVツインを搭載。リアキャリア、ナックルカバー、3段階に調節可能なウインドスクリーンを備えたハーフカウルを標準装備。また、エンジンの出力特性を調整できるスズキドライブモードセレクター、タイヤの空転を検知してエンジン出力を制御するトラクションコントロール、快適なライディングをサポートする電子制御システム「スズキインテリジェントライドシステム」も搭載する。アクセサリーには、45リットルのトップケースの他、ソフトサイドケースも用意されている。

ホンダのCB1000GTと雰囲気が似ているが、これはリッタークラスでSV-7GXはミドルクラス。前述したように、バイクライフの楽しみ方が広がりを見せている中、さまざまな排気量クラスで好きなカテゴリーを選べるというのは、ユーザーにとって喜ばしいことだろう。ただ、SV-7GXは今のところ、2026年より北米・欧州を中心に各国で順次販売予定とあるが、日本で発売するという正式なアナウンスはされていない。魅力的な1台だけに、日本での発売にも期待したいところだ。

オン/オフともに本気で遊べるカワサキ「KLE500」の日本導入はあるのか!?

カワサキブースでワールドプレミアとなったのが、大型のウイングレットが戦闘力の高さを物語る「Ninja ZX-10RR」。また、同時に発表された「Ninja ZX-10R」においては、カワサキモータースジャパンのXにおいて、2026年夏頃に日本導入予定であることがアナウンスされた。発売時期や価格、諸元などは決まり次第発表されるとのことだ。

この他、アドベンチャーモデル「KLE500/SE」も展示。日本への導入は不明だが、オン/オフ両方の走りに対応するデュアルパーパスのKLEはオフイメージが強く、オンイメージの強いマルチパーパスモデルの「VERSYS」シリーズとは一線を画すデザイン。導入されたら面白い存在になりそうだ。

さて、ここまでは日本の4メーカーを紹介してきたが、日本でもなじみの深い、海外メーカーのモデルもいくつか紹介する(日本自動車輸入組合調べの新規登録台数上位3ブランド/10月時点)。

ハーレーは、「ローライダーS」の2026年モデルの他、面白い展示となったのが、電動モーターサイクルのライブワイヤーブランドからの2モデル。1つは、125cc相当の「S4 HONCHO」。もう1つは「S2マキシスクーター」。ハーレーだけではなく、ライブワイヤーブランドの電動モデルがどう展開していくのか楽しみだ。

2024年のエイクマでコンセプトモデルを公開した「F450GS」の量産モデルを発表したのがBMWモトラッド。クラッチレバーの操作をしなくてもシフトチェンジできる「イージーライドクラッチ(ERC)」を「GSトロフィー」に標準装備(他グレードはオプション設定)。ホンダのEクラッチ同様に、クラッチ操作も可能となっているのが特徴だ。日本での発売日や価格は未定だが、排気量が400ccを超えているので日本では大型二輪免許が必要となる。

トライアンフは、新設計の798cc・3気筒エンジンの「Trident800」を展示。リーン感応型最適化コーナリングABSやトラクションコントロールシステムなどが搭載されている。この3ブランドを含め数々の海外ブランドが意欲的なモデルを発表・展示していた。

エイクマで展示された車両全てが、日本に導入されるわけではないが、アドベンチャー系をはじめとした大小さまざまな排気量モデルが日本に導入されれば、より一層、ユーザーの選択肢が増えるとともに、バイクライフの楽しみ方の提案も幅が広がるのではないだろうか。



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