公開日: 2026/02/06
更新日: 2026/02/17
2027年1月1日より、自動車整備士資格制度が改正され、同年3月の学科試験(令和8年度第2回登録試験)から新たな試験運用が開始される。これに伴い、BDSテクニカルスクールはもちろん、各自動車整備振興会においても新制度に準拠した講習の実施が求められるようになる。そこで今回はこの制度改正が、これから二級及び三級二輪資格を取得しようと考えている人に、どのような影響を与えるのか、二輪業界に関係する内容を中心にまとめていく。
現行の自動車整備士資格の種類は、一級が「大型」「小型」「二輪」、二級と三級が「ガソリン」「ジーゼル」「シャシ」「二輪」に分かれている。けれども、グラフのように一~三級それぞれが自動車整備士の【総合】と【二輪】の2つに再編。そして【総合】試験は、「ガソリン」「ジーゼル」「シャシ」「電子制御」、さらには「二輪」の内容を含む資格に変更となる。つまり、特定の分野に特化するのではなく、自動車の全機構を包括的に理解する必要があるということ。また、現行制度では二級二輪自動車整備士資格を取得していれば、二輪だけでなく四輪を扱う整備工場においても整備主任者になることができたが、新制度では二輪のみの限定となる。
また、すでに施行されている内容ではあるが、昨年7月より自動車整備士資格を受験するために必要な実務経験期間が短縮。二級は3年から2年、三級は1年から6ヵ月に変更となり、若手整備士がより早期に資格を取得できる環境が整えられた。さらに今後の大きな変化として、新制度のカリキュラムでは講習時間の短縮が図られる。
ここまで新制度の変更内容について触れてきたが、移行期において注意が必要なのは、実技試験の免除は修了(卒業)した種目にのみ適用される、ということ。例えば「二級ガソリン養成課程」の修了者が新制度の「二級総合」試験を受験しても実技試験の免除は受けられない。つまり、現行制度の養成講習修了者は現行の整備士試験しか受験できないのだ。なお、この現行試験については、令和10年3月まで新試験と並行して実施される予定となっている。
BDSテクニカルスクールにおける現行制度の整備士養成講習は、2026年度上期(4月~9月)が最終受付となる。これに伴う駆け込み需要の拡大、さらには実務経験期間短縮による影響を見据え、BDSテクニカルスクールでは講習体制の拡充を検討。従来は火~木曜日の週3枠で講習を行っていたが、新たに金曜日を追加し、週4枠体制へ拡大。さらに、全枠で二級講習の実施を検討している。なお、下期講習(2026年10月~2027年3月)からは新制度に準拠したカリキュラムとなる。
2026年度上期二級講習は3月末頃より募集開始を予定している。
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