公開日: 2026/10/29
更新日: 2026/11/04
ヤマハは9月26日(土)、千葉県野田市の清水公園第5駐車場で『YRA(ヤマハ・ライディング・アカデミー) ヤマハ バイクレッスン35歳以下限定オンロードレッスン&ツーリング』を開催した。開催当日はあいにくの雨模様となったが、参加者はウェットコンディションの路面でもレッスンに集中。仕上げのミニツーリング後には雨の中のレッスンを終えた満足感からか、晴れやかな笑顔が見られた。
ヤマハは安全普及活動の一環として、ユーザーにヤマハ製品を正しく・安全に・楽しく・役立つように使っていただくよう、『YRA(ヤマハ・ライディング・アカデミー)』を世界各国で展開している。
このYRAの国内活動として、免許保有者向けの『ヤマハバイクレッスン』と小学生〜高校生向けの『親子バイク教室』を開催している。ヤマハバイクレッスンには『オンロードレッスン』『オフロードレッスン』があり、9月26日(土)に行われたのは、『YRAヤマハ バイクレッスン35歳以下限定オンロードレッスン&ツーリング』。
「過去のレッスン参加者へのヒアリングで『同世代同士のほうが参加しやすい』という声があったので試しに35歳以下限定で開催したところ、参加者同士の活発なコミュニケーションが見られるなど大変好評でしたので都市部を中心に継続して行っています。また、20代の初心者ライダーによる事故が比較的多いことから、正しいライディング技術と知識を身につけて安全にバイクを楽しんでいただきたい。そのきっかけになれればと思っています」(ヤマハ)
参加者の声とヤマハの思いから生まれたのが『35歳以下限定』なのだ。同レッスンに貸し出されたのは『MT-25』。10代1名、20代6名、30代5名の合計12名(男性5名・女性7名)が参加して行われた。このうちの半数以上が、免許を取ってから一度も乗っていないというライダー。乗った経験がある人でも「約10年ぶりに公道に出たら怖かったので参加しました(30代・男性)」という人も。ライディングスクールにはさまざまなタイプがあるが、YRAは参加者のキャリアからも分かるように、より高度な技術を習得してもらうというよりは、安全に公道を走る技術を学んでもらうという側面が強い。
開講式の最後に「3年前に免許を取りましたが、今度こそ公道に出たいという気持ちで参加しました(30代・女性)」「バイクを楽しめるキッカケにしたい(30代・女性)」など、参加者がそれぞれ意気込みを語り、レッスンスタート。
取材当日の天気は雨。路面のコンディションはウェット。ベテランライダーでも雨の日や濡れた路面状況で走るのはイヤなもの。そのような中、まずは発進・停止を繰り返して、スロットル、クラッチの感覚を覚えるところからレッスンが始まる。
午前中は走る・曲がる・止まるの基礎的なことを中心に行い、午後は応用編とミニツーリングという構成。
YRAのオンロードレッスンで特徴的なのが小旋回(Uターン)。8mほどの幅に大小のコーンを置いてUターン路を作り、左右からの小旋回を行うというもの。最初は足を地面につけながら半クラッチでトコトコと回り、次に足を地面から上げ、最終的には両足をステップに乗せてスロットルとクラッチワーク、リアブレーキをうまく使いながらクリアしていく。
これは初心者が苦手な低速バランスのコツをつかむことが目的。ベテランライダーでも役に立ちそうなレッスン項目だ。それを、免許取得後初めてバイクに乗るという人も多い参加者たちがこなしていく。しかも、今回は濡れた路面という悪条件の中で、だ。初心者にはハードルが高そうに感じるのだが、逆に、自分流の癖がついていないからなのか、参加者は教えられた技術をスポンジのように吸収していく。しかも、自分では気づきにくいポイントはインストラクターがその都度丁寧に教えてくれる。
YRAの大きな特徴が、このインストラクターの人数。今回、12名の参加者に対して、サポートも含めるとインストラクターは8名。マンツーマンとまではいかないが、2〜3名の参加者に対し1名のインストラクターが付く。ミニツーリングも前後をインスタラクターが挟む形で行うので安心感も安全面も万全。YRAへの参加はほぼ毎回抽選になると聞くが、人気となっている理由には、手厚いサポート体制が挙げられるだろう。
ミニツーリングから帰ってきた参加者は、レッスンスタート当初のどこか自信がなさそうな顔つきとは違って、満足感と自信の感じられる顔つきに変わっていた。YRAは、公道を走ることに不安を感じているユーザーにこそおすすめしたい。そんなライディングスクールだ。
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