公開日: 2022/02/24
更新日: 2022/09/06
トライアンフは2021年、新車販売台数において過去最高実績を達成した。しかし、外国メーカーで好調なのは、トライアンフだけではない。BMWモトラッドとDUCATI(以下、ドゥカティ)も伸びており、ともに世界での販売台数が過去最高となった。
BMWモトラッドは2021年、世界で19万4261台を販売し、前年比プラス14.8%を記録している。国別で見るとインドで5191台(前年比102.5%増)と驚異的な増加を見せたほか、中国が1万4309台(同21.4%増)と2ケタの伸長。ヨーロッパでも、イタリアが1万6034台(同15.2%)、スペインが1万2616台(同14.4%増)、フランスが1万9887台(同13.4%増)と、いずれも10%以上の伸びを記録している(BMWモトラッド発表)。
日本国内でも、2021年の新規登録台数において5866台(同5.5%増/JAIA調べ)を記録している。人気を得たのは、「R1250GS」と「GSAdventure」。この2モデルだけで6万台以上を販売した。
一方のドゥカティは2021年、世界で5万9447台を販売。前年比プラス24%もの大幅増加となった。
最も多く販売したのはアメリカで9007台(同32%増)。以下、イタリアが8707台(同23%増)、ドイツが6107台(同11%増)。ほか、中国が4901台(同21%増)、フランスが4352台(同12%増)、イギリスが2941台(同30%増)となった(いずれもドゥカティ公表台数)。
日本国内においても、2021年の新規登録台数が2217台(同31.3%増/JAIA調べ)と、3割以上もの増加を示している。
車種・ファミリー別で見ると、ドゥカティで昨年、最も売れたのは「ムルティストラーダV4」で9957台。「スクランブラー800ファミリー」は9059台、「モンスター」は8734台となった(ドゥカティ公表台数)。
日本を含めた各国市場で昨年、数字を伸ばしたBMWモトラッドとドゥカティ。日本市場だけを見ても、JAIAのデータによると、昨年の輸入小型二輪車新規登録台数は各メーカー合計2万3073台(同8.4%増)。全体的に好調なのだ。
昨年は、国内4メーカーの新車国内出荷台数も伸びており、このまま、バイク文化が日本に根付くことを期待したい。
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