公開日: 2022/12/28
更新日: 2022/12/28
ホンダユーザーに「かぶぬし」という言葉を使うと、「どっちの?」と返されることがある。会社の株式を所有する『株主』のほか、スーパーカブやカブシリーズのオーナーを指す『カブ主』という言葉がユーザー間で使われていたりするからだ。
そして、その『カブ主』たちが集まる、言ってみれば『カブ主総会』のようなイベントが『カフェカブミーティング in 青山』。1997年に第1回が開催されてから、今年で25回目を迎える、歴史あるイベントだ。
コロナの影響で2020年は初のオンライン開催、2021年は開催が見送られていたので、今回のカフェカブミーティング は、3年ぶりのリアル開催。参加者の投票によって『筆頭カブ主』を決める人気投票コンテストの事前エントリー台数には1日200台の制限(2日間で400台)があったものの、15日には187台(エントリー数200台)、16日に178台(エントリー数200台)、2日間で合計365台のカブが集結。ウェルカムプラザの前・側面・裏手にズラリと並べられた。
『第23回カフェカブミーティング in 青山』への2日間のエントリー台数は、1日あたり250台以上。その数には及ばないものの、180台前後のカブがウェルカムプラザの周囲に並んだ。年に一度のすごい光景であるだけに、ホンダ本社前の青山1丁目の交差点でで信号待ちをしている人の目をくぎ付けにしていた。
だが、2日間で集まったのは365台だけではない。当日エントリーなしの参加が15日、16日ともに400台(地下の駐車場に駐車)。それらも合わせると2日間で実に1165台(2日間で若干の重複あり)が日本全国から集まり、カブ主やカブファンは3年ぶりのリアル開催を楽しんだ。
2日間ともスケジュールは同一で、コンテストの投票と結果発表のほか、カブに関わるゲストのトークショー『バイクフォーラム』も行われた。
TVアニメ『スーパーカブ』で主人公・小熊役の声優を務めた夜道雪さん、礼子役の七瀬彩夏さん、プロデューサーの伊藤敦さんに加え、ホンダサイドからはスーパーカブの開発責任者代行の瀬川健太郎さんが登壇。アニメの裏話や、開発秘話などを披露。
コンテストは投票による獲得票数の多い上位6台を表彰したほか、ゲスト賞、最年少や最年長の参加者に贈られる賞、一番遠くから来た人に贈られる賞などの特別賞も多数用意。コンテスト後は、じゃんけん大会も行われた。
コロナ禍以降、女性ユーザーの増加を耳にする機会が増えた。コンテストの事前エントリーで女性の割合は1割(400人中40人)とのことだが、会場にはそれを上回る人数が訪れた。
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