BMW試乗インプレ足つきインプレ小林ゆき動画

BMW「R1300R」試乗インプレ! 変速を自動で行う新システムASA搭載! 

公開日: 2026/04/15

更新日: 2026/04/21

極めてスムーズな自動変速で話題を呼んでいるBMWの新システム「ASA(オートメイテッド・シフト・アシスタント)」が搭載されたR1300Rを、バイクジャーナリストの小林ゆきさんが試乗! 第一弾は、足つき&取り回し&極低速走行インプレをお届けします!

真ん中に座った状態で片足の母指球がしっかりつく!

真ん中に座った状態で片足の母指球がしっかりつく!
真ん中に座った状態で片足の母指球がしっかりつく!

本日は、ASA(オートメイティッド・シフト・アシスタント)の試乗ということでやってきました。ASAとは、クラッチレバーがなかったり、クラッチ操作がいらずに運転できるBMWの新システムです。R1300Rに乗るのは初めてなので、そのインプレも含めて進めていきます。

まずは足つきインプレです。私の身長は160cmで、手足はRSタイチさん公認で短めです。またがってみると、左足の母指球が完全につき、膝に少し余裕もあります。感覚としては、普段乗っているGPZ900R(シート高790mm)に近く、真ん中に座った状態で片足の母指球はしっかりつきます。

私がまたがった感触で想像するに、シート高は800mm前後だと思われますが、数字以上にシートの前方や太ももの内側が細く削られたデザインになっており、人間工学的に工夫されています。サイドスタンドはかなり前方にありますが、サイドスタンド自体にエッジが作ってあるので、短足の私でも工夫すれば出し入れ可能です。車両重量は244kgで、サイドスタンドが掛かっている状態で起こす時は少し重さを感じますが、一度起こしてしまうと重心の高さの割に軽く感じます。実際に起こしてみると、むしろ重心が低い位置にあるような感覚さえあります。

小柄な人でも取り回しはそれほど苦にならない!?

小柄な人でも取り回しはそれほど苦にならない!?
小柄な人でも取り回しはそれほど苦にならない!?

次に取り回しですが、バーハンドルが比較的高めの位置にあるため、自然に握ることができます。フロント周りに独特の大きさがありますが、ちょうど今、シートのへこみの間にいますので、それを利用して押しております。

ハンドルが広いため、腕の短い私には少し押しづらい面もありますが、バイクを立てて押すと非常に楽です。動き出してしまえばバイクがバランスを取ってくれる感覚があり、小柄な人でも取り回しはそこまで苦ではないんじゃないかなと思います。

極低速走行でもエンストの心配が全くない!

極低速走行でもエンストの心配が全くない!
極低速走行でもエンストの心配が全くない!

次に、ASAの極低速走行などを試します。エンジンをかけると、ボクサーツイン特有の右に持っていかれる感覚があり、BMWらしさを感じます。まずはM(マニュアル)モードで発進しましたが、速度に応じてギアが制限されるようで、低速では3速に上がらない仕組みになっています。D(ドライブ)モードはオートマで、基本的に2速で走行するようです。

Dモードで一本橋のような極低速走行(時速2〜3km程度)を試します。リアブレーキをガッと踏みながら極低速で走行すると、結構ハンドルが重くなります。今時速3kmぐらいですが、ステアリングダンパーが効いている状態で、時速2kmになってもなかなか1速に落ちません。止まる直前に「D1」と表示されます。ゼロ発進からなら1速を保ってくれるので、これだったら上手い人は一本橋を1分間とか行けると思います。スラローム動作では、ハンドルはだいぶクイックです。

低速での定常円旋回も試しましたが、マニュアル車のようなギクシャク感は多少あるものの、非常に自然で、何よりエンストをしないのが大きな利点です。2速での極低速走行はバイクが寝すぎず、エンストの心配が全くありません。

最後に、ニュートラルには自分で踏んで入れます。他のメーカーのクラッチレスバイクにも乗っていますが、マニュアル車に慣れた人でも違和感は少なく、バイクの意図がすぐに伝わってくるため非常に掴みやすいです。DモードでもMモードでも、すぐに使いこなせるようになりますし、一本橋や定常円旋回も不安なく乗りこなせると感じました!

【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
◎小林ゆきブログ
◎X(Twitter)
◎Kommonちゃんねる

極低速走行でもエンストの心配が全くない!



BMW記事一覧試乗インプレ動画はこちら!
その他のインプレ記事も盛りだくさん。

バイクショップの求人

人気記事ランキング

スズキ「DR-Z4S」ビギナー向け解説! オフロード試乗インプレ!

大人気のDR-Z4Sをオフロードコースで、“しゃべり屋ライターバイク乗り”の柴田直美さんと、BDSバイクセン...


8月に日本各地や韓国を襲った未曾有の大豪雨、地球温暖化による周辺地域の「亜熱帯化」が要因

8月に相次いで発生した未曾有の大豪雨は、日本各地で甚大な被害を及ぼした。千葉県では13日、線状降水帯...


「DR-Z4S/SM」足つき&取り回しインプレ! 初級~上級者まで楽しめるデュアルパーパス・スーパーモト!

今回はオフロードワールド様にご協力いただき、バイクジャーナリストの小林ゆきさんとBDSバイクセンサー...


四輪との駐車場格差解消に向け、AJ東京が要望書を提出

東京オートバイ協同組合(AJ東京/中澤 吉浩理事長)は9月3日、東京都議会公明党と都議会都民ファースト...


BASに高品質のバイク輸送を実現する「グリーントラック」誕生。あらゆるサイズの車両が積載可能!

BASは9月23日より、“Premium Motorcycle Transport” の文字とバイクのシルエットが車体全体にデザインさ...


125ccクラス最新スクーター“11台”足つき比較インプレ! <ホンダ・ヤマハ編>

大好評の足つき比較企画“第3弾”「125cc最新スクーター11台足つき比較」! 今回もユーメディアの横浜新山...


4本足新型モビリティ「CORLEO(コルレオ)」またがりインプレ⁉

川崎重工業が開発を進める4本足新型モビリティ「CORLEO(コルレオ)」の進捗発表会が7月28日に開催されま...


2024年二輪国内保有台数。全体はマイナスだが、原付二種以上の合計では過去最多を記録!

2024年の二輪国内保有台数が約1028万台となっていることが、経済産業省『二輪車産業の概況』によって分...


『Solar E-Bike(プロトタイプ)』はソーラーパネル装備でコンセントからの充電が不要!?

8月21日、東京都港区のベクトルスタジオで最新の防災関連グッズやサービスなどの展示会『イニシャル・防...


二輪免許取得者数33万6943人でコロナ前の水準に戻る。年齢別ボリュームゾーンは20~24歳

二輪免許の取得。これは免許区分に関わらず、バイクに乗る、という意志の表れである。つまり、この数字...


DYM
SEO Ranking