公開日: 2026/09/07
更新日: 2026/09/11
近年、情報収集の場としても活用されるようになったSNS。その中でも「ライダーの迷惑行為」に関する投稿を目にする機会は多い。
大阪府南河内郡の「太子温泉」にあるライダー向けフリースペースでは1月、バイクミーティングイベントを開催したが、一部のライダーによる空ぶかしや違法改造車での来場などのトラブルが発生。Instagramで謝罪文を公開する事態へと発展し、運営方法を見直すため約3カ月間のフリースペースの利用休止を余儀なくされた。
また、奈良県十津川村の観光スポット「谷瀬の吊り橋」では6月、二輪車の走行が禁止されている橋の上で、バイクとともに記念撮影を行った人物の投稿が拡散され、瞬く間に炎上。村の生活に必要な橋での迷惑行為に対し、批難のコメントが相次いだ。十津川村の公式Xでは注意喚起が行われたほか、現地には“二輪車通行禁止”の注意書きが貼られることとなった。
これ以外にも、危険なすり抜けやポイ捨てなど、様々な迷惑行為がSNSで取り上げられている。その多くが、第三者による投稿である。防犯カメラやドライブレコーダーなどの動画や切り抜き画像を、無断で投稿するケースがあるのだ。一度拡散されれば他者によって再投稿されることが多々ある。たった一度の過ちが、SNS上に一生残り続けることにもなりかねないのだ。
では、なぜこうした迷惑行為が後を絶たないのか。その要因の一つとして、周囲への配慮に対する認識の甘さが挙げられる。「自分さえ良ければ他人はどうでもいい」「皆やっているから問題ない」といった人が一定数存在するからだ。
一部のライダーが自分勝手な迷惑行為を行えば、それを見た人の中に「バイクに乗る人はみんなそうなんだ」というネガティブな偏見が生まれることも考えられる。これはまさに、暴走族が全盛だった時代の偏見と同じ構造だ。トラブルが積み重なれば、今以上に利用する施設やイベントのルールなどが厳しくなる恐れもある。最悪の場合、施設の利用禁止やイベント中止の可能性もあり得る。バイクを楽しめる環境を守るためにも「迷惑行為を行う理由」や「炎上する仕組み」を理解していくことも必要だろう。
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