ニューモデルROYALENFIELD

クルーザーのようなスポーツバイク「SHOTGUN650」、8月31日より販売開始

公開日: 2024/08/13

更新日: 2024/08/22

ロイヤルエンフィールドジャパンは7月24日、御殿場高原ホテル(静岡県)と芦ノ湖スカイラインで、今年のモーターサイクルショーでジャパンプレミアを行った新モデル「SHOTGUN650」のメディアローンチ・試乗会を開催した。

SHOTGUN650は、“ピュアモーターサイクリング”をいままで以上に具現化したモデル

RE総輸入販売元であるピーシーアイの高永賢治取締役
RE総輸入販売元であるピーシーアイの高永賢治取締役

SHOTGUN650は、カスタムカルチャーとロイヤルエンフィールド(以下、RE)のDNA をミックスした、スポーティかつ個性的なモデル。搭載する空冷並列2気筒SOHCエンジンは、市街地だけでなく、荒れた路面のワインディングロードでも躍動感のある軽快なフィーリングを実現している。また、前後のサスペンションには、SHOWA製フロントフォークを採用し、あらゆる路面での追従性を向上。さらに、スマホアプリと連携して目的地までの方向と距離を表示する簡易型ナビゲーション「トリッパー」を標準装備し、利便性を高めている。

SHOTGUN650について、RE総輸入販売元であるピーシーアイの高永賢治取締役は次のように説明する。

「SHOTGUN650は、REが掲げている“ピュアモーターサイクリング”をいままで以上に具現化した完成度の高いモデルです。私たちは、同モデルが日本の二輪市場において、RE650㏄シリーズ全体の認知度向上のトリガーになるよう、販売促進を行っていきます」

メーカー希望小売価格(税込)はカラーによって異なり、シートメタルグレーは97万4600円、プラズマブルー/ドリルグリーンは99万5500円、ステンシルホワイトは101万5300円。8月31日より、全国の正規ディーラーで販売を開始している。

小林ゆきさんによるSHOTGUN650試乗インプレ

小林ゆきさんによるSHOTGUN650試乗インプレ
小林ゆきさんによるSHOTGUN650試乗インプレ

試乗を通じて感じたのは、ロイヤルエンフィールドは新しいジャンル、カテゴリーのバイクを見つけた、ということです。SHOTGUN650はクルーザーのようにも見えますが、実際に乗ってみると、重さも全く感じず、非常に楽しいスポーツライドができました。空冷2気筒のエンジンは、スペック以上にトルクフルで、1速で走っていてもギクシャクすることはありませんでした。また、カスタムパーツが豊富なことも魅力だと思います。長く長く楽しめそうな1台です。

【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
◎小林ゆきブログ
◎X(Twitter)
◎Kommonちゃんねる

人気記事ランキング

50cc時代に幕。2025年4月1日、『新基準原付』スタート!

道路交通法施行規則が改正され、4月1日より適用される。これにより、原付一種にしか乗れないユーザーで...


【トップインタビュー】ハーレーダビッドソン ジャパン 野田 一夫 代表取締役

2022年、ハーレーは登録台数において1万台突破という大きな実績を上げた。これは過去6年間における最高...


電動スクーター「EM1 e:」発表、補助金利用で30万円を大きく下回る価格を実現

ホンダはバッテリーEV「EM1 e:」を8月24日に発売すると発表した。これは、法人向けではなくパーソナルユ...


2023年1月より電子車検証導入。二輪業界では、何がどう変わる?

来年1月、車検証が電子化される。二輪業界では何がどう変わるのか、販売店やユーザーのメリットは何か。...


原付免許の定義が変わる!? 現在検討中の法改正について詳しく解説!

法改正で原付免許の定義が変わるかもしれないといった話題が、最近インターネットで出ていたのをご存じ...


川崎重工から独立分社化し「カワサキモータース」発足。2035年までに先進国向け主要機種の電動化を完了

川崎重工業株式会社は10月1日、「モーターサイクル&エンジンカンパニー」を分社化し、カワサキモーター...


ヤマハ「XSR900」試乗インプレ!でっかいけど足つき良好!

バイクジャーナリストの小林ゆきさんが、2022年にフルモデルチェンジを行ったヤマハXSR900を試乗インプ...


2023年新車国内出荷台数 ~原一、10万台を割り込んだが原二の躍進で37万9800台と前年比3.0%のプラス~

2023年の新車国内出荷台数は国内4メーカー合わせて37万9800台(速報値・二輪車新聞社調べ)。原付一種が...


バイク希望ナンバー制、令和8年度導入へ

クルマには既に導入されているが、バイクへの導入は見送られていたナンバープレートの『希望番号制度(...


2024年新車国内出荷台数、約32万台でコロナ禍以前の水準に

2024年の新車国内出荷台数は32万0300台(二輪車新聞調べ・推定値)となり、コロナ禍以前の水準となった...


SE Ranking