公開日: 2025/01/31
更新日: 2025/02/10
車・バイク・自転車・ボートなど、所有するMOBILITYを愛する人達は「MOBILITY LOVERS」。Casa Garageの代表を務めるYUさんは、こう語る。そんな彼女の提案する、念願の愛車を入手した先にあるガレージライフとは何か。
実用品として普及した内燃機搭載の乗り物、クルマとバイクはいつしか嗜好品として人々に愛されるようになった。戦後の経済成長と共に、我が国のモータリゼーションは文化と呼べる水準に達したと言える。しかし欧米と決定的に違うのが、ユーザーの住環境だ。特に人口集中によって都市部では地価が高騰し、欧米では一般的とされるガレージ付き物件を手に入れるのは容易ではない。集合住宅ではバイクの駐輪場所の確保すら難しい。若者が乗り物離れする原因の一端がここにもある。
保管環境は整っていないのに、乗り物の価格は高騰しており、組織的な窃盗事件は後を絶たない。大多数のユーザーが悪戯や盗難のリスクを抱えているという現状がある。これでは欲しかった車両を手に入れても「愛車のある暮らし」を享受しているとは言えない。
YUこと柳原ゆうさんが代表を務めるCasa Garage(カーサ・ガラージュ)は、この「愛車のある暮らし」を夢でなく現実にするためのお手伝いをする会社である。YUさん自身がカレージ付きの自宅を自ら設計した経験があり、バイク・クルマ好き目線でユーザーの想いに応えてくれる。
「日本人はモノを大切にする民族であり、クルマ・バイクなどの愛車を綺麗に保つ美意識があります。(中略)ほかにも自転車やボートなど、大切にするものほど常に目の届く範囲で綺麗に維持し、眺めて管理ができる状態で置いておきたいという気持ちは、クルマ・バイク好きの私たち自身が強く思うことです。実際にガレージハウスに住み、さまざまな恩恵を受け、心から人に薦めたいと思うからこそ、すべてのMOBILITY LOVERSに寄り添う事業ができると確信しています」
ーサ・ガラージュではガレージ付き注文住宅・賃貸アパート、マンションの設計と施工。ガレージ付き物件の紹介、ガレージ単独・コンテナガレージ施工、自宅のリノベーションなど、ガレージライフに関わる全てのプランニング・設計・プロデュース・コンサルティング・コンシェルジュサービスを行っている。
今回注目したのはMOTOCASA(モトカーサ) という設置型のガレージハウス。一番ベーシックなタイプで外寸、横2438mm×縦3658mm×高さ2591mm。このスペースが確保できるのであれば、愛車の保管環境は劇的に変わる。鍵付きシャッター、スタンド用補強とチェーンロックフック、スロープ、外壁塗装(3色から選択)などが付属、運搬・設置費用込みで69万5000円(税抜)。運搬する前にオプションを組み合わせて、完成状態で設置・納品する。また、2025東京モーターサイクルショーにて、出店&販売する予定。
「ホンダとのコラボレーションモデルをお披露目しますので、ぜひチェックしてみて下さい」
お気に入りのクルマとバイクを手に入れた後のユーザーへのサービス。「愛車が共にある暮らし」というガレージライフの具体的な提案は、日本のモータリゼーションの更なる発展の為の必須課題である。Casa Garage(カーサ・ガラージュ)によって、バイクビジネスは新たなフェーズに入ったと言えるだろう。
YU(ゆう)
人にもノリモノにも心地よい空間を。
「カーサ・ガラージュ (Casa Garage)」は、ガレージのある建物のデザイン、設計、建築をMOBILITY LOVERの目線から行う事が出来るガレージ専門ブランド。自らカメラを持ち、ムービー・スチールの撮影・編集も行い、車・バイクをテーマに“ちょっと暮らしが愉しくなる” YouTubeチャンネル『yu.sr500 #愛車のある暮らし』 にて発信中。その他、車・バイク関連の活動、雑誌への執筆、モデル、製品プロデュースを手がける。
https://casagarage.jp/
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