公開日: 2022/05/30
更新日: 2022/09/06
2020年春、大阪、東京に次いで、3つ目のモーターサイクルショーとして初開催が予定されていた「名古屋モーターサイクルショー(以下、名古屋MCS)」。しかし、2020年の年明け頃から新型コロナウイルス感染症が日本でも拡大。大阪と東京のモーターサイクルショーが中止となり、名古屋MCSも中止となった。
それから丸2年。まだまだコロナ禍が収まったわけではないが、各所で実施されていた「まん延防止等重点措置」も3月21日で終了。そして、4月8日から10日にかけ、愛知県常滑市の「Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)」において、「第1回名古屋モーターサイクルショー」が開催された。
待ちに待った初開催。それは二輪業界のみならず、バイクファンにとっても同様であった。8日に6354名、9日に1万5618名、10日に1万4216名、合計3万6188名が会場に足を運んだ。
「目標来場者数の3万人を超えることができました」(名古屋MCS実行委員会事務局)
この人数は、まん延防止等重点措置期間中ではあったが、3月19日から21日にかけて大阪で開催された「第38回大阪モーターサイクルショー」よりも多い来場者数だ。
名古屋MCSには、国内外の二輪車16ブランドのほか、二輪車関連用品、サービス関連企業や団体など合計103社が出展。イベントも豊富で、屋内では国内メーカーの開発者が工業高校生を対象にした「高校生向けものづくり講座」を開講。今、人気のバイク系YouTuberの「合同オフ会」などを実施。屋外でも、「フリースタイルモトクロス」「最新モデル体験試乗会」「電動バイク試乗会」「親子バイク教室」のほか、教習所の教習車を用いて実際の教官が指導する「セーフティライディングレッスン」など様々なイベントが行われた。
現在、二輪車は密にならない移動手段や趣味として注目を浴び、物流がままならない状態においても、2021年の新車国内出荷台数は前年比プラスを記録。コロナ前の2019年と比較してもプラスだ。名古屋MCSは、そのイキオイがそのまま感じられるイベントとなった。
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