HARLEY-DAVIDSON足つきインプレ小林ゆき動画

ハーレーダビッドソン新型「X350」登場! 足つきインプレ編

公開日: 2023/11/03

更新日: 2023/11/15

“普通自動車二輪免許”で乗れるハーレー「X350」が発売! バイクジャーナリストの小林ゆきさんと、BDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんが試乗会に参加しました!

足つき良好! シート高が777mmとだいぶ低いので、両足でもつま先が届く

足つき良好! シート高が777mmとだいぶ低いので、両足でもつま先が届く
足つき良好! シート高が777mmとだいぶ低いので、両足でもつま先が届く

小林―――今までハーレーって大型免許ないと乗れなかったんですが、今回普通二輪免許で乗れる350ccバイクが発売されました。より多くの人が乗れるようになるということで早速足つきチェックしていきたいと思います。

初めに、小林ゆきのスペックは身長160cm、手足はちょっと短めでございます。普通の方より4cmずつ短いです。そして、由華ちゃんは身長162cmで手足は長めですよね。本人からは言い辛いと思いますが、本当に長いです(笑)。このサイズのスポーツバイクはネオクラシックって言っていいと思うんですけど、にしてはシート高777mmと結構低いですが、まず私が足つきチェックをしてまいります!

上から見るとシートそのものはデザイン的にシュッと前へ絞れていますが、フレームガードが少し幅広に見えます。またがってみると、思いのほかステップが後ろ側にありますね。バイクのほぼ中心に座っていますが、車体を支えている左足はかかとまでベタ足でございます。

車重が195kgということで排気量に対してはちょっと重いかなと思いますが、またがった状態でバイクを起こしてみると・・・お尻の位置をずらさなくても、ちょっと左足を踏ん張ればすっと起こせます。そして重心が低いので、どっしりとした構え。では、足を組みかえてみると、シートのエッジがだいぶ尖った感じがして、おそらくデザイン的なものなのでしょうがないんですが、結構タンクもカクカクしています。シートも横から見ると、若干エッジが効いたようなデザインになっているので、少し太ももの内側がひっかかりますね。

元々シート高が777mmとだいぶ低いので、両足でもつま先が届きますね。では、サイドスタンドが払えるかですが、スタンドの先に板が付いているので膝が完全に曲がった状態ですっとしまえて、すっと出せます。見ないでもすぐ出し入れできるぐらい楽ちんな場所にサイドスタンドがあります。ということで、短足短腕の足つきインプレでした(笑)。では、由華ちゃんも足つきインプレお願いします!

タンデムライダーも楽ちんなX350!

タンデムライダーも楽ちんなX350!
タンデムライダーも楽ちんなX350!

竹川―――またがってみましたが車体を起こしてもベタ足ですね。ちょっと厚底の靴を履いてますが、膝が曲がる余裕がありつつ、両足が地面に届きます。踏み替えもスムーズにできて、スタンドを出す時もちゃんと出っ張りがあるので、迷わずに出し入れすることができます。平たんなシートなので、足がちゃんと付くか不安だったんですけど、信号待ちも楽にできそうですし、ハンドルの位置もとっても楽です!

小林―――今回はツインナビゲートということで、全国の由華ちゃんファンごめんなさい! ちょっとタンデムをさせていただきます! では私が前で、由華ちゃんに後ろに乗ってもらいましたが、結構思ったよりも高い位置に由華ちゃんがいますね。タンデムしてる重さが全然分かんないぐらい凄くバランスがいいなって感じております。ステップの位置はどう?

竹川―――いい感じの場所にあります! ちゃんとタンデムのシートのところに座ってるんですけど、前の人と距離感を保てて、くっつき過ぎにならないですね。あんまりくっついちゃうとヘルメット同士ぶつかっちゃったり、足もぶつかっちゃったりとかあるんですけど、距離感がちょうど良いです。運転する時になにか支障ありそうですか?

小林―――全然ない! 小さいバイクでタンデムすると、やっぱりくっつきがちになるけれど、いるかいないかわからないくらいで、なんならもうちょっとくっ付いてって感じです(笑)。ということでタンデムライダーさんも楽ちんなX350ということが分かりました!

思った以上に軽くて小回り楽ちん!

思った以上に軽くて小回り楽ちん!
思った以上に軽くて小回り楽ちん!

小林―――それでは、取りまわしチェックしていきたいと思います。出先でちょっと狭めの駐車場に出し入れする時やしっかりハンドルを切って押し引きしなければいけない時、どんな感じかっていうのをチェックしていきます。

早速、ハンドルを左に切って、バイクと人間が支え合った状態でバックしてるんですが、丁度シートの横にお尻がきて押し下げるようなイメージです。ビッグバイクみたいな感覚があるんですが、安定感が抜群なので押し引きがそんなに苦にならないですね。

では逆向きに変えていきたいと思います。右に切って、体でちょっと支えつつバックすると、重心が下にあるので、体を離してバックしても安定感があります。普段狭い駐車場に停めたりすることもあると思いますが、ハンドルの切れ角もしっかりあるので割とコンパクトに出し入れ&向き替えができることが分かりました。じゃあ、由華ちゃんもやってみますか!

竹川―――はい! 取り回しは自分のバイクですらちゃんと出来ないくらい苦手なんですけど・・・思っていたよりも軽いですね。180度向きを変えてみますが、普段乗っている750ccのビッグバイクに比べたら、本当に楽にできてます。向きを変えてバックで駐車できました! 普段、バックは特に苦手で前に出すしかできないんですけど、私でも取り回しがしっかりできるくらい、楽ちんなバイクでした!

【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
◎小林ゆきブログ
◎X(Twitter)
◎Kommonちゃんねる


【竹川由華さん略歴】
滋賀県出身のアイドル。愛称はゆうかりん。第二回サンスポGOGOクイーン審査員特別賞受賞。バイク好きの両親の影響で、自身でもツーリングに行くバイク女子。愛車はGPZ750・CBR250RR。2022年3月「BDSバイクセンサー」のイメージガールに就任。バイク好きアイドルとして活動の幅を広げている。
◎X(Twitter)
◎Instagram
◎びわこのゆうか

思った以上に軽くて小回り楽ちん!



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