公開日: 2025/03/26
更新日: 2025/04/03
一見すると、砲弾型のアナログメーターのようだが、表示を見るとデジタルだったりするなど、今やメーター周りがデジタル表示になっているバイクはごく普通に見かけるようになってきた。それらの普及に貢献している企業の一つが株式会社CRI・ミドルウェア(東京都渋谷区)。
同社が提供する、デジタルメータークラスターを制御するソフトウェア『CRI Glassco(以下、CRIグラスコ)』を搭載したクルマやバイクの台数が2024年10月から12月の3か月間で30万台を突破。この実績の背景にあるのは、CRIグラスコを搭載した二輪車の出荷が特に好調だったということだという。
CRI・ミドルウェアの基本的な業務は、ゲーム機用ゲームやアーケードゲームなどの開発者向けソフトウェアを提供すること。例えば、『頭文字D ザ・アーケード』『ファイナルファンタジーXVI』をはじめ、数々のゲームに同社の技術が導入されている。それがなぜ、モビリティの世界に進出してきたのだろうか。
「ゲームでは音と映像で敵が近づいてきたのを知らせたりします。つまり、注意を促すための音作りですね。モビリティには音が溢れているので、警告音がちゃんと聞こえることが重要。そこで、クルマ業界の方から『ゲームの技術を使えないだろうか』と打診されたのが始まりです」(CRI・ミドルウェア)
そして、誕生したのがCRIグラスコなのだ。CRIグラスコの大きな特長と言えるのが、低負荷・高性能であること。
クルマもバイクもコンピュータ制御が一般的だが、全てがハイスペックな環境というわけではない。そこでも、複数のプラットフォームで同じゲームを楽しむという、同社が培ってきたゲームでの技術が生きてくる。『どんなスペックの車両でも搭載できる』という開発思想のもと、車両への負荷を抑えながらキレイで高機能なメータークラスターを実現。コストやスペック、サイズに制限のあるバイクにおいて、低負荷であることの恩恵は大きい。 今後は日本の二輪市場のほか、インドなど海外市場への展開も視野に入れている。
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