公開日: 2024/04/25
更新日: 2024/05/07
今回の“コレいい”ですが、バイク本来の軽快感を味わうためにこそ“持ち物を最小限に抑えて走り出してみよう”という提案をしてみたいと思います。実は自身の持つ(身に付ける)荷物が操縦性に影響を及ぼし、バイクに積載する荷物が運動性をスポイルするという現実があります。ただこの事を実感しやすいシチュエーションは限られているため、多くのライダーは知らなかったり無視したりしている様に感じられます。
簡単なところだと、ダートでのライディングが実感しやすいシチュエーションの一つだったりします。例えば人気のキャンプツーリングを想定すると、一泊程度の荷物の内訳にテント、シュラフ、マットといったキャンプ道具が必要です。加えて着替えと雨具くらいは最低でも必要といったところでしょうか。
これらの荷物を持って行く一般的な手法としては、トップケースやサイドバッグ、またはキャリアやリアシートへの括り付け、それにバックパックやウエストバッグの併用となるハズです。「これだけ?」と言えばこれだけですが、それなりにかさばります。仮にトップケースとバックパックを使うとなればそれぞれの単体重量も加算され、けっこうな重量増となってしまいます。
この様なかさばる重量物を車体に積載すれば、バイク自体の重量バランスを崩してしまいますし、バックパックも背負うとなれば体への負担と疲労の蓄積は避けられません。その結果として制動距離が伸びる、旋回時に車体を切り返す時間が余計にかかる、切り返し自体にいつも以上のとなる……などなど、明らかにバイク自体の運動性と操縦性が変化してしまうのです。そしてダートではそういった挙動が顕著になるので実感しやすいというワケです。
この事は実感し難いというだけで、ロードでのライディング時も同様に挙動の変化が発生しています。なので、徹底的に荷物を減らしてバイク本来の運動性を取り戻し、体への負担をなくして操縦に集中できたなら、もっと気持ち良くバイクを楽しめると思うのです。
自身のスタイルが決まっていたり、荷物が足りない事で不安になってしまうというなら向いていないかも知れませんが、軽快に走る事の喜びを堪能してもらうため、ユーザーに対して「ミニマムなバッグによって軽快な走りを味わって、極上のバイクライドをとことん楽しもう!」とプッシュしてみるのはどうですか?
ハーレーダビッドソンX350はオフセットされたスピードメーターが特徴の一つ。その横のスペースを有効に使ってスマホなどのデバイスを固定しやすくできるというスグレモノなマウントバーです。サイズについては、クランプ式USBとスマホホルダーを組み合わせても余裕がある100mmという横幅で設定。また傾斜した底面にはETCアンテナも設置可能です。
●ステー部パイプ径:22.2mm ●ステー部有効長:100mm ●最大積載量:1kg ●素材:スチール ●仕上げ:マットブラック ●適合機種:ハーレーダビッドソンX350
レースシーンで培ったノウハウが生かされた設計により、実用性が高くコストパフォーマンスに優れた可倒式のSTFレバーです。ホルダー精度が高く、レバーを引く動きに無駄がありません。そのためライディングに集中できるのが大きなポイントで、5月末よりデリバリー開始となる注目アイテムです。HAWK11、CBR600RR、GB350/Sに対応。
●カラー:ブラック、レッド、ガンメタ、ブルー、ゴールド、グリーン ●適合機種:HAWK11、CBR600RR、GB350/S ※対応年式は要確認
V-Strom250SXとジクサー150に対応するハザードキットで、カプラーオンすればOKという魅力的な簡単キットです。スイッチやリレーなどの必要部品が全て揃っているうえ、配線も加工済みという至れり尽くせりなアイテム。装着してスイッチオンするだけで前後ウインカーが同時に点滅するので、非常事態などに役立つハザード機能を容易にインストールできるお勧めアイテムです。
●構成部品:リレー×1、スイッチ×1、両面テープ×1、ハザードシール×1、結束バンド×5、ハザードマークシール×1 ●適合機種:Vストローム250SX、ジクサー150
text:隅本 辰哉
人気記事ランキング