ホンダ足つきインプレ竹川由華動画

ホンダ新基準原付「Dio110 Lite」専用ローシート足つきチェック! 50CC原付との違いとは?

公開日: 2025/12/10

更新日: 2025/12/12

Japan Mobility Show2025のホンダブースに展示されていた新基準原付「Dio110 Lite」を、BDSテクニカルスクールの井田講師とBDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんがが足つきインプレを行いました!

気になるのは、50ccから110ccに乗り換える価値があるのか!

気になるのは、50ccから110ccに乗り換える価値があるのか!
気になるのは、50ccから110ccに乗り換える価値があるのか!

井田―――皆さんこんにちは、二輪専門の整備士養成講習をしております、BDSテクニカルスクールの井田と申します。

竹川―――皆さんこんにちは、BDSバイクセンサーのイメージガールの「たけはん」こと竹川由華です。よろしくお願いします。

井田―――本日はJapan Mobility Show2025のホンダブースに来ております。様々なバイクが展示されていますが、今回はDio110 Lightを紹介したいと思います。このモデルは110ccですが、原付免許で乗れるんですよ。

竹川―――そうなんですか。110ccなのに原付なんですか?

井田―――はい。これは新基準の原付なんです。以前は原付といえば50cc以下という規定がありましたが、現在の排ガス規制などを考慮すると、50ccのモデルが無くなっちゃうんですね。そのため、代わりに110ccや125ccクラスでも、出力を制限すれば50ccと同じ扱いにしてよいという基準が始まったんです。ですから、これは車の免許を持っている人でも乗れます。そこで私が気になるのは、50ccのバイクから110ccに乗り換える価値があるのかという点です。110ccよりも50ccの方がいいという意見もあると思いますが、スペックを調べてきました。

出力制限がかかっていても、力強さは確実に感じ取れる!?

出力制限がかかっていても、力強さは確実に感じ取れる!?
出力制限がかかっていても、力強さは確実に感じ取れる!?

井田―――50ccのモデル、例えばダンクと比較します。ダンクのような50ccバイクの最高出力はだいたい3.3kwです。それに対して、110ccのこのモデルは3.7kwと、少し上がっています。ただし、4.0kw以下という新基準がありますので、それを超えることはできません。

あと注目すべき点は、トルクです。トルクとは、エンジンを回そうとする力のことですが、その数値が50ccと圧倒的に違うんですよ。スペックで言うと、ダンクがだいたい4.1N.mなのに対し、Dio110Lightは7.6 N.mになります。

竹川―――これはどういう違いを生むんですか?

井田―――いい質問ですね! 坂道や重い荷物を積んだ時に、パワフルに走ってくれます。

竹川―――坂道でスピードが落ちないということですね。

井田―――そういうことです。出力制限がかかっていても、力強さは確実に感じ取れると思います。ただし、110ccのモデルですが、二人乗りはできません。タンデムステップがありません。

竹川―――二人乗りできないんですね。シート幅はできそうなぐらいありますけど。

井田―――元々はそうですが、二人乗りはできません。また、通常の125ccクラスにあるフロントフェンダーの先端などについている白い帯状のテープや車体後方部にある三角マークもありません。道路交通上の30km/h規制などはありますが、パワフルに走れるモデルだと思います。

「Dio110 Lite」は前側に座ると両足がしっかり着く!

「Dio110 Lite」は前側に座ると両足がしっかり着く!
「Dio110 Lite」は前側に座ると両足がしっかり着く!

竹川―――またがった感じは、110ccのバイクなので小さすぎず、普通です。前に座ると、両足がしっかり着きます。

井田―――これ、実は110ccの車体をそのまま使っているわけではないんですよ。

竹川―――違うんですか?

井田―――50ccクラスに乗る人は、車の免許を持っている方や免許取り立ての方が乗る可能性があるため、シート高を通常モデルの760mmから745mmに若干下げているんです。

竹川―――なるほど! だからこんなに足つきがいいんですか。座った時に沈み込みが結構あります。シートもお尻がこれ以上下がらないようにくぼみがあるため、座り心地が良いですね。

井田―――これだけシートに余裕があると、リュックを背負ったり、荷物を積んだりする時にも便利ではないでしょうか。ただし、人が乗るのはダメですからね。

竹川―――リュックを背負った時にシートに余裕があると、バイク自体が傷つかないというメリットもありますね。荷物もシートの上に乗せられます。

井田―――あとは、50ccから110ccになって、燃費がどうなのか気になりませんか?

竹川―――気になります!

井田―――50ccの原付は燃費が良いですが、ダンクと比較します。ダンクの定値走行の燃費は75.0km/Lですが、Dio110Lightは72.5km/Lです。誤差の範囲と言えるでしょう。買って損はないと思います。価格は23万9800円です。非常に安いので移動の足が欲しい方には、私はこれをおすすめします。

【竹川由華さん略歴】
滋賀県出身のアイドル。愛称はゆうかりん。第二回サンスポGOGOクイーン審査員特別賞受賞。バイク好きの両親の影響で、自身でもツーリングに行くバイク女子。愛車はGPZ750・CBR250RR。2022年3月「BDSバイクセンサー」のイメージガールに就任。バイク好きアイドルとして活動の幅を広げている。
◎X(Twitter)
◎Instagram
◎竹川さんちのゆうかちゃんチャンネル


【BDSテクニカルスクール講師 井田安彦】 BDSテクニカルスクール講師
保有資格
2級二輪自動車整備士、2級ガソリン自動車整備士、2級ジーゼル自動車整備士、自動車検査員、二輪車安全運転指導員

★2・3級二輪自動車整備士を目指す方必見!
2年連続、2級二輪整備士国家試験で合格率100%を達成
令和6年度第2回試験の「「3級二輪自動車」では、全国合格者の4人に1人がテクニカルスクール受講生
BDSテクニカルスクールHPhttps://www.bds.co.jp/technicalschool/

「Dio110 Lite」は前側に座ると両足がしっかり着く!



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