公開日: 2026/11/03
更新日: 2026/11/06
ラリー熱が産んだビッグツイン
1980年代前半、ラリーレイドの熱狂とともにビッグオフロードの世界が過熱。ホンダは砂漠の覇者BMW・GSを打ち破るべくXLV750Rをリリース。国内わずか300台限定の特別仕様(金バッジ付き)で発売された。
過酷なラリーを想定し、チェーン調整不要のシャフトドライブや油圧式バルブクリアランスアジャスターを搭載。さらに角型フレーム内部をオイルタンクとして活用するなど、メンテナンスフリーとタフネスを極限まで追求。しかし当時のオフロードは「軽量な単気筒」が常識、装備重量200kg超の巨大ツインは「重すぎる」と敬遠された。さらにオンかオフか特定できないスタイルに市場は困惑。時代を先取りしすぎたメカニズムから当時は異端児とされたが、その魂はのちの名車アフリカツインへと受け継がれていった。ホンダ・ビッグアドベンチャーの原点。
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