ニューモデルホンダ

新型「PCX」シリーズ撮影・試乗会を開催

公開日: 2021/01/25

更新日: 2022/09/06

4バルブ化を行った新設計エンジン「eSP+」を搭載

 ホンダは12月11日、日本丸メモリアルパーク(横浜市西区)で新型「PCX」シリーズ撮影・試乗会を開催した。2021年1月28日より発売が開始される同シリーズは、上質な走りと流麗なデザインが進化したプレミアムスクーター。前モデルからわずか2年でのフルモデルチェンジとなるが、どのような改良が行われたのだろうか。

 先進性と上質感をより強調したスタイリングへと刷新された新型「PCX」シリーズは、軽快なハンドリングと日常での取り回しやすさを追求した新型のアンダボーンフレームに、高出力と環境性能を高次元で両立する新設計の4バルブエンジン「eSP+」を搭載。さらに、前後ディスクブレーキにフロントのみ作動するABSを標準装備するとともに、後輪のスリップを抑制する「HSTC(Hondaセレクタブルトルクコントロール)」やスマートキーシステムなどを新たに採用。また、TypeC USBソケットや大容量30Lラゲッジスペース(e:HEVは24L)、フューエルタンクキャップ固定スペースなどを装備し、パーソナルコミューターに欠かせない利便性がいままで以上に向上している。

充実の先進装備と、日常での使い勝手の良さを追求した各種機能を搭載し、従来モデル以上の快適性と安心感をライダーに提供する
充実の先進装備と、日常での使い勝手の良さを追求した各種機能を搭載し、従来モデル以上の快適性と安心感をライダーに提供する

 試乗を行ったバイクジャーナリストの小林ゆきさんは、
「ストップ&ゴーやサスペンション、グリップ感などの快適性が素晴らしく、とても操作しやすいので、初心者の方にこそ乗って欲しいモデルです」と語る。

 ラインアップは、「PCX」「PCX160」「PCX e:HEV」の3機種。PCX160は原付二種モデルと車体は同様で、排気量が156・9㏄にアップ。PCX e:HEVは、モーターアシストによる低速域からのトルクフルな加速で上質な走りを実現する、ハイブリッドモデルとなっている。

モーターアシストにより、低速域からのトルクフルな加速で上質な走りを実現するハイブリットシステムを採用した、原付二種スクーター「PCX e:HEV」
モーターアシストにより、低速域からのトルクフルな加速で上質な走りを実現するハイブリットシステムを採用した、原付二種スクーター「PCX e:HEV」

 メーカー希望小売価格(税込)は、PCXが35万7500円、PCX160が40万7000円、PCX e:HEVが44万8800円。また、販売計画台数は上記の順に1万8000台、4500台、1500台。

 2010年の発売以来、世界中で広く親しまれているPCXシリーズ。ホンダの技術力を結集してフルモデルチェンジが行われた新型モデルは、ワンランク上の乗り心地と日常での使い勝手の良さをユーザーに提供する。

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