公開日: 2023/10/27
更新日: 2023/10/27
自工会は9月21日、各社トップである正副会長全員が出席し記者会見を開催。10月28日から開催される「JAPAN MOBILITY SHOW2023」に向け、結束を強化することを表明した。
冒頭、豊田章男会長は次のように語った。
「次の100年もクルマはモビリティ社会の主役でいられるのか。これが命題であり、それを表していたのが、来場者数が減少傾向にある『東京モーターショー』だった。そして私が自工会会長として最初に取り組んだテーマが、2019年に開催を控えた『東京モーターショー改革』だ。経済界協議会と連携し、日本の最新技術や未来を体感できる「FUTURE EXPO」、ドローンショーやeモータースポーツ大会など、皆がやりたい、面白いと思う企画には、すべてゴーサインを出した。その結果、130万人ものお客様にご来場いただくことができた」
この3か月後、コロナという未曽有の危機に直面した。「移動すること」「集まること」が「悪」になり、国民の日常は一変した。だが、失ったものばかりではない。従来は当たり前だと思っていた「移動」が、実は、多くの人たちの働きによって支えられていることに気付いたのだ。「クルマを走らせる550万人」が一つになって動き始めた、と豊田会長は言う。
国民が新しいコミュニケーション手段を求めた結果、オンラインミーティングやフードデリバリーなど、つながるための新しい技術やサービスが進化した。コロナ危機を乗り越えたいま、「東京モーターショー改革」を一歩前に進めるとの決意を込めて、今年から「ジャパンモビリティショー」に進化させる。これが揺るぎない決意と言えよう。
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