公開日: 2023/10/27
更新日: 2023/11/06
10月25日からスタートしたJAPAN MOBILITY SHOW2023で、スズキが原付一種相当のEVスクーター「eチョイノリ」を発表しました! 2003年に発売された「チョイノリ」をパナソニックと協同開発し、電動化に再構成させたモデル。バイクジャーナリスト小林ゆきさんイチ押しの車両です!
小林ゆき的には一番の目玉と思っております。今回、“チョイノリ”と付くわけなので、以前発売された「チョイノリ」の電動スクーターという風になっております。
チョイノリと言えば2003年に5万9800円という誰もが買える値段と国産車という、極力シンプルに性能装備を絞って日常使いに特化した乗り物でした。それをこれからの時代、電動の方向へ改めて再構成してみよう! ということで、電動のモーター、そしてバッテリーを積んでいるモデルで開発をされたそう。
しかも、電動は電動でも、今回は“パナソニック”との協業ということで、実はパナソニックで一番普及している電動アシスト自転車のバッテリーをそのまま使っているんだそう! なので、取り外し交換可能、チャージはご家庭で100Vのプラグインということで、すでに電動アシスト自転車を持っている方ならバッテリーをそのまま使えるというのが、非常に画期的なものとなっております!
特に、最近は自転車もヘルメット着用が努力義務になっていますよね。私の地元では自転車に乗る時にバイクのヘルメット被っている方、ちょいちょい見かけます。航続距離やスピードを考えるとスクーターの方が便利だぞと考えた時に、ヘルメットと普通四輪免許さえあれば原付が乗れちゃうし、ご家庭に電動自転車があればバッテリーすらも使えるということで、そこの利便性に気が付いていただけるモデルなのかなと思いました。
なんと今回、eチョイノリの足付きインプレをやってもいいよ、ということで、これからまたがってみたいと思います!
私、身長160cmの手足短めでございます。そしてチョイノリベースですから、シート高がそもそも低いんですよね。680mmということで私の股下にシートがあって、またがらなくても腰掛けられちゃいます。しかも低めのフラットフロアを、足がそのまま通り抜けられるというスクーターの鏡のようなバイクです。
またがってみますが、足はべた足どころか膝が曲がっております。そしてバイクを起こすと、凄く軽い。もちろん100kgなんかございません。両足もベタ足でサイドスタンドも楽ちんに払えます。そして気が付いたんですが、かなり座面がゆったりしていて、スポンジもだいぶ上品でしっかりしています。ハンドルも握りやすい所にあって、スイッチやホルダー周りにはちょっと懐かしさを感じられます。
ぜひ、市販実現していただきたい!
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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