公開日: 2020/06/25
更新日: 2022/08/26
ホンダは二輪市場活性化プロジェクト「Honda GO」のサービスとして、無料バイクレンタルサービス「Honda GO バイクスタンド」を8月30日よりスタートした。「Honda GO」は「バイクは、すべての旅を冒険に変える。」とのコンセプトのもと今年6月、より多くの若者にバイクとの接点を持ち楽しんで頂きたい、との想いから始動したプロジェクト。これを受け新たな試みの一環としてスタートしたのが「Honda GO バイクスタンド」である。
今回のプロジェクトについて、ホンダのブランドコミュニケーション本部広報部二輪広報課の尾崎臣典さんは、次のように説明する。
「二輪業界では1980年代以降、ユーザーの平均年齢は上昇に転じました。現二輪車保有者の約9割が男性となり、50代以上の人が5割以上を占めるなど高齢化が加速。車両購入者の平均年齢は55 歳ほどとなった。保有台数も減少しているため、従来に比べ二輪との接点が減少しています。昔であれば、先輩が乗っている、友達が乗っている、という状況があり、そこから良さを理解することができたけど、今はそれがない。そんななか、より多くの若者と接点を持ち、バイクを楽しんでもらいたい、という思いからスタートしたのが Honda GOです」
ユーザーとバイクとの接点をつくり、1人でも多くの若者に楽しんでもらうことが最大の目的、と説明する。
そして第二弾となるのが今回の「Honda GOバイクスタンド」。尾崎さんは、さらに続ける。
「8月30日よりサービスを開始したHonda GOバイクスタンドは、『Honda GO』の取り組みの一環としてスタートした二輪市場活性化プロジェクト。旅先でのバイク体験を軸にした無料バイクレンタルサービスで、キャンプ場やホテルなどに車両を置き、見て触れて、実際に乗ってもらう機会を作り出すことを目的としています」
現在、稼働しているのは「天神浜オートキャンプ場」(福島県耶麻郡猪苗代町)、「ホテル アンテルーム 京都」(京都市)、「材木座テラス」(神奈川県鎌倉市)など。車種はクロスカブ50、スーパーカブ50、ジョルノ、ジョルノデラックスなどの50㏄バイク。四輪免許付帯の原付免許で運転可能な原付一種の無料バイクレンタルサービスだ。ヘルメットとグローブ、ジャケット類は、施設利用者に対し無料で貸し出している。
なぜ50㏄なのか。チョイスした理由について、前出の尾崎さんは次のように説明する。「全然バイクのこと知らない人でも50㏄なら乗れるし、『あれ、バイクって意外と便利かも』など、普段バイクを意識していない人の認識を変えるキッカケには最適、そう考えたからです」
原付二種に乗る人は、すでにステップが1段上という認識。そのため、あくまでも「エントリーモデル」に拘ったというわけだ。ホンダは今回の展開を見ながら、今後も設置場所を増やしていく予定だ。
■「HondaGO BIKE STAND」概要
設置場所:天神浜オートキャンプ場、ホテル アンテルーム 京都、材木座テラスなど各所
開始日:2019年8月30日(金)より順次
時 間:各施設に問い合わせ
料 金:無料
対象年齢:20歳以上
利用方法:事前予約制(事前予約の方法は施設により異なる)※当日空きがある場合は当日受付可
必要免許:対象車種に準ずる免許
問い合わせ先:各施設に問い合わせ
URL:https://www.honda.co.jp/HondaGO/
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