公開日: 2022/04/28
更新日: 2022/09/06
1959年のギブソン「レスポール・スタンダード」。ジミー・ペイジやジェフ・ベックをはじめとした、世界のギタリストたちに愛用され、数々の作品を世に送り出してきたモデルだ。音が良いのはもちろんのこと、希少価値が高いことから数千万円で取引されたりする、ギブソンにおける最高傑作の一つである。現在、ギブソンには、ヴィンテージをスキャンしたデータをもとに製作された「1959 Les Paul Standard Reissue」がラインアップされている。
その1959年、トライアンフには初代「ボンネビルT120」が誕生。当時の、同じような排気量を持つライバル車種とは比べものにならないほどのハイパワーモデルで、『ファーストボニー』の愛称で親しまれた。このボンネビルは、ボンネビルシリーズの中でも希少性が高いことで知られ、1959年製のレスポール・スタンダード同様に高値で取引されている。
初代ボンネビルT120とレスポール・スタンダード、ともにブランドを代表する名機の生まれた年が同じであることから、トライアンフとギブソンがコラボレーションを発表。バイクとギターの両方で「1959レジェンドカスタムエディション」を製作する。
トライアンフの「1959レジェンドカスタムエディション」には、レスポールを彷彿とさせるサンバーストでボディを手塗り、タンクにはギターのネックとヘッドが描かれ、特製のバッジも随所に取り入れられるほか、シートにはギターのピックが収容できるピックホルダーも作られている。
ギブソンの「1959レジェンドカスタムエディション」は、エンジンフィンをイメージしたピックガード、レーザーエッチングの施されたピックアップカバー、専用スイッチバックプレートなどが装備される。
この2つのコラボモデルは、男性のメンタルヘルスや前立腺ガンに対する啓発・募金活動を目的とした、ライダーが参加するチャリティーイベントDGR(The Distinguished Gentleman's Ride)を後援する一環として製作され、2022年に最も多額の寄付を集めた人に賞品として贈呈される。
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