公開日: 2022/10/03
更新日: 2022/10/03
毎月のようにニューモデルが発表される電動バイクの世界。東京都千代田区の合同会社グッドシェイプの発表した『PONY(ポニー)』も、そのひとつ。「ポニー」がほかの電動バイクと大きく違う点は、ペットを乗せて走ることができるというところ。
BDSレポートWEBでは以前にも、北海道のレストロジック株式会社が発売したペットを乗せられる電動バイク『モペット』を紹介したが、両車とも基本的な構造は同じだ。一般的なバイクのエンジンにあたる部分が空洞で、そこにペットが乗せられるようになっている。
現在、「ポニー」はクラウドファンディングサイトの『Makuake(マクアケ)』でプロジェクトが公開されており、9月3日から応援購入がスタート。目標金額100万円に対し、9月9日の時点でサポーター(応援購入した人数)が99人、応援購入金額1202万2560円。開始してわずか1週間で、目標金額の1202%を集めている。それだけ「ポニー」は注目されているプロジェクトだということ。閲覧者である消費者の興味を引かなければ、応援購入してもらえないからだ。
「ポニー」は、約6時間の充電で最大40㎞の走行が可能。最高速度は35㎞/h。最大30度の坂道も走行できるパワーもある。もちろん、ナンバー取得可能で、公道走行もできる。また、ハンドル部分を折り畳むことで、全高が1070㎜から670㎜になる。重量も28㎏と軽量なので一人で十分に持てる重さ。折り畳んでコンパクトにしたポニーをクルマに積んでお出かけ、なんてことも簡単だ。
ちなみに、レストロジックのモペットもマクアケでプロジェクトを公開(2021年11月)していたが、こちらも目標金額100万円に対して、応援購入金額が1393万1440円に達していた。それだけ「ペットと乗れるバイク」に需要があるということである。さて、話を「ポニー」に戻すが、マクアケでのプロジェクトは10月末まで。その後の展開をグッドシェイプに聞くと、「年明けから販売代理店の募集を開始する予定です」とのこと。
街中でペットを乗せたバイクを見る日も、そう遠くないだろう。
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