公開日: 2022/11/28
更新日: 2022/12/01
日に日に勢いを増す電動化の波。小誌でも電動モビリティの情報を載せない月がないぐらい、毎月、何かしらの情報を掲載している。その電動化の流れをリードする会社の一つが、和歌山県和歌山市の『glafit株式会社(以下、グラフィット)』。
同社は2017年創業の新しいベンチャー企業だが、これまでの間、創立からの5年でいくつもの話題を提供している。まず、2017年、クラウドファンディングサイト『Makuake(マクアケ)』で公開した『GFR-01』プロジェクトの応援購入金額が当時の最高記録となる1億2800万4810円を達成。2020年には、立ち乗り電動モビリティ『X-SCOOTERLOM』、GFR-01のフルチェンジモデル『GFR-02』を発表。
さらに、今年12月には『モビリティ・カテゴリー・チェンジャー(モビチェン)』を発売予定。これはGFRに取り付けられる日本初の機構。モビチェンを取り付けることで、機能的にも法律上でも自転車と電動バイクを切り替えることが可能。モビチェンを得たGFR-02は現在、『二刀流バイク』というキャッチフレーズでプロモーション活動が展開されている。
高い注目を集めているグラフィットだが、11月9日、東京都品川区にある『TUNNELTOKYO(トンネルトウキョウ)』で『glafit戦略説明会』を開催。同説明会では大きな発表が2つあった。一つは、俳優として活躍している三浦翔平さんのブランドサポーター就任。三浦さん出演のプロモーションビデオも同時に公開されたほか、グラフィットの代表取締役CEOの鳴海禎三さんとのトークショー、二刀流にちなんで俳優以外にもチャレンジしたいことの発表、交通ルールに関するクイズなども行われた。
もう一つの大きな発表は、グラフィットの今後の展開。2024年春までに施行される道交法の改正で新たな車両区分が増えるが、新設される『特定小型原動機付自転車』において、新たな展開を計画していることを鳴海さんが発表。現時点では、その内容は不明だが『移動を、タノシメ!』をキーワードとするグラフィットだけに、これからどのような展開を見せてくれるのか楽しみだ。
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