公開日: 2023/07/31
更新日: 2023/08/03
7月15日、カワサキから4気筒のスーパースポーツモデル『Ninja ZX-4RR』が発売された。ラムエア加圧時の最高出力が80PSと、レーサーレプリカ全盛の1980年代や1990年代のモデルをはるかに凌ぐパワーを発揮する。
また、ハーレーダビッドソンは3月、中国市場向けに並列2気筒の353ccモデル『X350』を発表。さらに、7月にはインドにおいて、ヒーロー・モトコープとのコラボレーションモデルである空冷単気筒エンジンを搭載した440ccの『X440』を発表するなど、にわかに普通二輪免許で乗ることのできる400ccクラスが賑やかになってきている。ハーレーの2車種は日本市場導入のアナウンスは今のところはない。最もX440は440ccなので、そのままなら普通二輪免許では乗ることはできないが。
そのクラスへ新たに参戦してきたのがトライアンフ。6月28日、『Speed400(スピード400)』と『Scrambler400X(スクランブラー400X)』の2車種が、2024年の最新モデルとして『モダンクラシック』のラインアップに加わったことを発表したのだ。
新型の水冷4バルブ・DOHC・単気筒398ccエンジンは、20世紀初頭のレース用シングル、特にオフロード競技の『6Daysトライアル』をルーツとするトライアンフ『Trophy』から名付けられた『TRエンジン』。最高出力40PS/8000rpm、最大トルク38Nm/6500rpを発生する。
2モデルとも見た目はクラシックな雰囲気を持つが、中身は最新。ライドバイワイヤースロットル、トラクションコントロールシステム、ABS、イモビライザーなどのシステムが装備・搭載されている。また、スピード400・スクランブラー400Xは25種類以上の純正アクセサリーが用意されているので、スタイリング、快適性、積載性、セキュリティなど幅広いニーズにも対応している。
まず両モデルはインドで先行発売され、年末には他の全ての市場で発売される予定となっている。各市場における価格も、発売に合わせ事前に発表される。
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