スズキニューモデル

アドベンチャーモデル「V-STROM250SX」登場、オンオフ問わずに気軽に楽しめる1台 !

公開日: 2023/09/26

更新日: 2023/11/17

スズキは9月27日、パルコール嬬恋リゾート(群馬都)でスポーツアドベンチャーツアラー「V-STROM250SX」の報道試乗会を開催した。

V-STROM250とは性格がまったく異なるモデル

V-STROM250とは性格がまったく異なるモデル
V-STROM250とは性格がまったく異なるモデル

V-STROM250SXは、“Lightweight Versatile Crossover”をコンセプトに開発されたモデル。ロードスポーツモデル「GIXXER250/SF250」と共通の油冷単気筒SOHC4バルブエンジンを搭載。低回転域で粘りのあるトルク感を演出しながら、中高回転域では気持ちの良い加速感を実現している。また、最高出力は26psと、V-STROM250よりも2ps上回っている。

車体にも、「GIXXER250/SF250」と共通のフレームを搭載。車重は164kgと、V-STROM250よりも27kg軽量になっている。シート高は835mmと少し高めの設定だが、別売りのローシート(税込2万5520円)を購入することで、810mmまで下げることができる。また、最低地上高は205mmを確保。足回りには、前19/後17インチのアルミ製キャストホイール、セミブロック調パターンのタイヤを採用。これらの車両特性により、市街地だけでなく、ワインディングロードや未舗装路まで、あらゆるシチュエーションを楽しむことができる走破性を実現している。

V-STROM250SXは3色展開
V-STROM250SXは3色展開

V-STROM250SXについて、チーフエンジニアの鈴木一立さんは次のように説明する。

「V-STROM250SXは、電子制御満載のV-STROM1050、800とは違い、電子制御せずにエンジンと車体の性能を使い切る考え方で開発しました。また、V-STROMシリーズの中でも圧倒的な軽さを活かして、市街地からツーリング先のワインディングロードや未舗装路まで、気軽に自由に楽しめるアドベンチャーモデルとしています。V-STROM250SXとV-STROM250は排気量こそ250ccで同じですが、性格がまったく異なるので、ユーザーの目的と使い方によって選択していただければと思います」

V-STROM250SXは8月24日より販売を開始している。カラーは、チャンピオンイエローNo.2とパールブレイズオレンジとグラススパークルブラックの3色展開。メーカー希望小売価格(税込)は56万9800円。

小林ゆきさんによるV-STROM250SX試乗インプレ

小林ゆきさんによるV-STROM250SX試乗インプレ
小林ゆきさんによるV-STROM250SX試乗インプレ

ワインディングロードとスキー場のダートコースで試乗を行いましたが、とにかく車体が軽い。けれども、ただ軽いだけではなく、搭載しているコンパクトな油冷エンジンは、フリクションロスが少なく、低速での粘りがありました。砂利や大きな石があるダートコースでは、そこまでハンドルを取られることもありませんでした。ダートラみない感覚で、オンロードもオフロードも楽しむことができます。

また、リヤキャリアやウインドスクリーンをはじめ、標準装備となっているナックルガードなど、高級感のある作りになっているため、所有感を満足させるような1台でもあります。



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