公開日: 2024/02/05
更新日: 2024/02/15
ファンティックやランブレッタなどのモーターサイクルやスクーターを輸入販売しているモータリスト合同会社が昨年より提供を開始した『レンタル&レース』。これはその名の通り、レースマシンのレンタルサービスで、主に人気の高い『JNCC』と『WEX』への出場をサポートするもの。オフレースを楽しむハードルがぐんと下がるので、人気のレースを気軽かつ手軽に楽しむことができる。
大人から子どもまで、“本気モード”の人も、どんなものなのかちょっと体験したいという人も、誰もが参加できるオフロードレース。それが『JNCC(ジャパン・ナショナル・クロスカントリー)』や『WEX(ウィークエンド・クロスカントリー=ウェックス)』だ。
JNCCやWEXは細かくクラス分けがされており、参加台数はJNCCが400~500台、WEXが200~300台にも上る。かなり人気の高いレースといえる。だが、これらのレースを楽しもうと思っても、レースマシンやマシンを運ぶトランスポーターを用意したり、用具やレース関連用品を揃えたりなど、環境を整えるだけでもそれなりの金額がかかるのも事実。「もっと手軽・気軽にレースが楽しめたらいいのに・・・。」そんな要望が多いところに着眼し、JNCC/WEX出場にかかる負担を一気に軽くしてくれるサポート『レンタル&レース』を開始した会社がある。モータリスト合同会社(野口英康社長)だ。
提供されるのは、同社の取扱ブランドの一つであるイタリアのオフロード系バイク老舗メーカー『FANTIC(ファンティック)』のマシン。出場するクラスによって、数車種が用意されている。
詳しいサポート内容は後述するが、「レンタル&レース」を利用すると、整備された最新のマシンを用意し現地まで運んでくれる。また、スタッフによるテクニカルサポートも受けられる。極端な言い方をすれば、ほぼ手ぶらでレースを楽しむことができるのだ。ウェアやプロテクター、ヘルメットやブーツなど用具一式は用意が必要だが、逆に言えば、それらを用意すればあとは一切お任せで人気のオフロードレースを楽しめる。
「レンタル&レース」のフルパッケージ料金は、1レースにつき9万9000円と金額面だけを見れば決して安くはない(トレールパッケージは1レース6万6000円)。しかし、環境を自分で整備することを考えれば、かなり格安であることはレース経験のある人ならお分かりになるはず。さらに、本気度高めで挑みたい人向けには、サブスクリプションサービスも用意されている。どのような体制で楽しみたいかをモータリストに相談すれば、サポート範囲についてはフレキシブルに対応してくれる。
オフロードレースに挑戦してみたいというユーザーがいたら、まずはこの『レンタル&レース』を勧めてみるのもいいだろう。
レースごとにレースマシンをレンタルするサービス。要予約。『フルパッケージ』と『トレールパッケージ』が用意されている。対応しているレースは、JNCC及びWEX(他のレースについては要相談)。
●レースマシンレンタル(整備済み・レース時の燃料込み)
●レンタルマシン・・・フルパッケージ(FANTICXE125、XEF250、XEF450)、トレールパッケージ(FANTICXEF125、XEF250Trailなど4サイクルトレールマシン)
●レースマシンの会場持ち込み
●レース当日のフルサポート( ワークスピットの使用、給油、サインボードによる情報提供、テクニカルサポート、転倒時の補修部品サポートなど)
●レース関連用品を割引価格で提供
●レース用ゼッケンなどを割引価格で提供
●レンタル料金・・・フルパッケージ9万9000円(1レース)、トレールパッケージ6万6000円(1レース)
●タイヤ、ガード、ゼッケンなどは持ち込みも可だが、オプションで希望のモデルの装着も可能
●その他、要望については要相談
1台のマシンを1年間レンタルするサービス。ニューモデルが出た場合は乗り換えも可能。マシンをユーザーに渡したままの『フルサブスクリプション』と指定レースの際に貸し出しする『レースサブスクリプション』がある。
●フルサブスクリプション料金・・・11万円/月(1年間以上の契約が必要)
●レースサブスクリプション・・・出場レース回数によって契約
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