公開日: 2024/03/20
更新日: 2024/03/21
「HondaGO RIDE」アプリ、ヘビーユーザーのBDSテクニカルスクールの井田講師が、メンテナンスアプリの便利な活用法をお教えします!
BDSテクニカルスクールの井田でございます!
今回は20万kmを超えた私の愛車NC700をもってきました。毎日通勤で使っていて年間約2万kmぐらい走っているのですが、メンテナンスをしっかり行っており10年目を迎えました。では、実際にどういうことをやっているのかと言うと私は“メンテナンスアプリ”で管理を行っています。バイクのメンテナンスは壊れる前にやるのが大事なんですが、その最適なタイミングをアプリで管理できるというものです。
メンテナンスの際に重要なポイントは3つです。
①きれいに保つ
これはキレイにするだけが目的ではなくて各部もいろいろ見ます。タイヤやエンジン回りですとか、オイルが漏れていないか冷却水が漏れてないかなども気にして見ていただくと異常に気づくことが出来ます。
②予防整備
ブレーキパッドやタイヤは使い切ってから交換するのではなく、少し残っている時点で交換しましょう。例えばタイヤを丸坊主になるまで使ってしまうと雨の日に転ぶ可能性が高まり、転んだら結果高くつきますよね。であれば、残りわずかだったらもう変えてしまうのがいいでしょう。
③整備履歴を残す
距離管理や定期交換部品など、これくらいの年数使ったら交換してくださいっていう使用期限って忘れてしまいがちですよね。
そこで私は「HondaGO RIDE」アプリを使って整備履歴や燃費計算などを行っています。HondaGO RIDEの“Myバイク”項目に自分のバイク情報を登録すると、メンテナンスノートや燃費履歴、バイクのログが見られるようになります。そして自分で整備した時の商品番号や部品番号を写真で撮って残しておくことができるので、次回も同じものを注文できます。
また、この部品使って何kmを使ったら使用限度が来たなとかっていうのが分かってくるので、大体年間の整備費用はこれくらいかかるかなとか、もしくはこの銘柄のタイヤは長持ちしたけどこの銘柄のタイヤはちょっと短かったなとかが分かってきます。
ご自身でメンテナンスしない場合お店にお願いすることもあると思います。1つのお店で全部完結していたらお店にある程度整備履歴が残ってますけれども、例えばオイル交換だけは用品店でやってるとかあると思うんですよね。そういう整備履歴がばらばらになってしまう時にアプリを入れておけば、要は愛車のカルテを作成できます。それを元に交換費用とか整備の最適なタイミングっていうのが確認できます。
もう1つ私が気に入ってる機能が燃費計算。ガソリンスタンドに行って、料金と走行距離を入力すると、年間いくらガソリンを使ったのかがグラフで分かるんですよね また今年のいつが最高・最低燃費のタイミングだったのかもわかります。
例えば私の場合、2022年は年間794L使っていました。金額で言うと11万9764円と出てきます。で、年間の走行距離も毎回入力しているのが蓄積されますから、年間で2万288km走っており、月ごとのガソリン代も分かるんですよ。なので、オートバイ燃費が変わったのは季節の要因なのか、それともオイルの銘柄を変えたから燃費が上がったんだとか確認できたりするんですね。ですから、このアプリを使いながら最適なタイミングで整備したことで20万km持ちました!
昔は自分でノートに書いたりして結構手間がかかっていましたが、今はアプリで写真を撮って費用がいくらかもすぐわかるのでとても便利ですよね。
お店に頼んでいる方だとお店から12か月点検とか24カ月点検のタイミングで案内が出されたりすると思いますが、それ以外のことって分からないじゃないですか。今年はたくさん走ってるとか、去年に比べるとどうかっていうところでアプリに記録しておくと最適に必要な整備ができると思います。アプリを使いながらお店に足を運んでいただいてきっちり整備をやっていただくっていうのが安心安全にオートバイライフを楽しめる一つの方法なんじゃないかなと考えております。
ということでメンテナンスアプリの活用術についてでした!
【BDSテクニカルスクール講師 井田安彦】 BDSテクニカルスクール講師
保有資格
2級二輪自動車整備士、2級ガソリン自動車整備士、2級ジーゼル自動車整備士、自動車検査員、二輪車安全運転指導員
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BDSテクニカルスクールHPhttps://www.bds.co.jp/technicalschool/
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