公開日: 2024/03/20
更新日: 2024/03/21
スズキは2月29日、ベルサール六本木(東京都)で爽快な走りと扱いやすさを両立させたスポーツモデル「GSX-8R」と、スポーツアドベンチャーツアラーの多様性を融合させたクロスオーバーモデル「GSX-S1000GX」の報道説明会を開催した。
GSX-8Rは、“The New Standard of Sport”をコンセプトに開発されたモデル。2月22日に発売されたGSX-8Sをベースとし、スポーツライディングに適したカウルやセパレートハンドルなどを装備している。また、ライディングポジションをはじめ、ヘッドランプとメーターのマウント位置を変更することで、ステアリング周りの慣性力を低減させ、軽快なハンドリング性能を実現。さらに、8R専用に開発したサスペンションを装備することで、フロントフォークの剛性を向上させ、運動性能を最大限に引き出している。
GSX-S1000GXは、“Grand Crossover”をコンセプトに開発されたモデル。GSX-R1000のエンジンをベースに開発した、水冷4サイクルDOHC4バルブ直列4気筒エンジンを搭載し、低回転から高回転域まで豊富なパワーをライダーに提供する。また、スズキモデルとして初となる電子制御サスペンション「スズキアドバンスドエレクトロニックサスペンション」を採用。路面入力に応じた減衰特性を発揮するため、長距離走行時の疲労を軽減し、快適な走行に寄与する。さらに、ツーリング時の利便性を向上させるETC2.0を標準搭載している。
GSX-8RとGSX-S1000GXは、1月25日より販売を開始している。メーカー希望小売価格(税込)は前者が114万4000円、後者が199万1000円。
GSX-8Rですが、スズキの技術者が開発のキーワードとして“跨ぎ”という言葉を使っていました。実際に跨ってみましたが、シャシーやシートなど、色々作り込んだのだなというのがよく分かり、私の身長でも抵抗感なく乗れると思いました。とにかく8Rは電子制御が多く詰め込まれています。免許を取ってから初めて大型バイクに乗るという方にはオススメです。様々なアシスト機能が、皆さんの運転を安全に導いてくれると感じました。
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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