公開日: 2024/03/26
更新日: 2024/04/01
加熱する“レーサーレプリカ”ブームは2スト250から4スト400へと拡大。ヤマハは満を持してTT-F3ワークスマシン・FZR400と同時開発していたFZ400Rをリリース。クラス最高の59PSを発揮する、水冷4ストDOHC4バルブ4気筒エンジンのポテンシャルを含めて、その内容はホンモノだった。ハーフカウルに丸目2灯へッドライト、4-2-1集合マフラー、スチール製角パイプフレーム、セミエアフォーク、ニューリンク式モノクロスサス、3眼メーター、16インチフロントタイヤなど完全にワークスマシン。
跨れば誰もがレーサー気分になれた。若者のハートをつかみ、峠道やサーキットはFZで溢れかえった。87年のマイナーチェンジでフルカウルにバージョンアップ。シングルシートカバーが標準装備になり、さらに本格的なレーサースタイルの80年代を代表するモデルとなった。
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