公開日: 2024/04/22
更新日: 2024/04/26
日本二輪車オークション協会(JABA、福田博介会長)は3月21日、「第12回通常総会」を開催した。まず2023年度の事業報告、決算報告が行われ、続いて2024年度事業計画および収支予算案について審議がなされた。また、福田博介会長の任期満了に伴い金島雅哉氏が新会長に選出された。
会に先立ち来賓として出席した警察庁生活安全局生活安全企画課の前田浩一郎室長は、「昨年の二輪盗難件数は9900件となり、前年比2000台の増加となった」と説明したうえで、原因の一つである、キーが付いた状態での被害が増加傾向にある、と強調し、注意を喚起した。
続いて、同じく来賓として出席した経済産業省製造産業局自動車課の是安俊宏課長補佐は、二輪市場ではコロナ禍でも需要は旺盛で、総需要において40万台を超えた、と述べ、これからの二輪業界の健全な発展に期待を寄せた。
第1号議案「第11期2023年度事業報告」では、「盗難二輪車の照会回答業務」、「二輪車走行距離管理システムの運用」などについて報告が行われた。このうち、照会回答業務では、延べ検索件数104万7398台、延べHIT件数336台、延べHIT率は0.03%となったことを明らかにした。
また、オークション出品・成約台数については出品41万8471台、成約34万3573台、成約率は82.1%となったことを発表した。
第3号議案「第12期事業計画案」では、盗難二輪車の照会回答業務、二輪車走行距離管理システムの運用、走行距離確認サービスの運用、媒体向け二輪車走行距離管理システムの運用などについて審議を行い承認された。
人気記事ランキング