公開日: 2024/06/07
更新日: 2024/06/20
二輪車初搭載の「Eクラッチ」! クラッチコントロールを自動制御化することで、クラッチレバーの操作なしにスムーズな発進・変速・停止が可能に。今回はしゃべり屋ライターバイク乗りの柴田直美さんとBDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんが、Eクラッチの楽しさ・感触をお伝えします!
柴田―――今回、私と由香ちゃんの2人でホンダ「CBR650R」と「CB650R」Eクラッチ搭載車を試乗してきましたけど、びっくりでしたね。「想像以上!!」って叫びまくって、ちょっと言い過ぎっていうくらい興奮しちゃいました(笑)
竹川―――とにかくすごかったですね! 柴田さんの後に試乗したので、すごい興奮されてるなって思ってバトンタッチしたんですけど、私もすごい興奮しました(笑)
柴田―――何がすごいかっていうと、レバー操作でのシフトチェンジもできるし、レバーを握らなくてもシフトチェンジがアップもダウンできるんですよ。昔、フォルツァとかマニュアルモードで楽しめるバイクに乗らせていただいたんですが、その時って自分の気持ちとシフトアップが合ってなくて、どんどんスピードが上がって行っちゃって、今回も同じ感覚なのかなってすごく疑いの目を持ちながら乗ったんですけど、シフトのペダル操作は自分でするから、自分の感覚に合ったアップダウンができるんですよね。
半クラッチで繋いでいる感覚もちゃんとあります。でもバイクの挙動はすごく安定しているので、例えばシフトダウンの時に4速から2速ぐらいに下げても、体がもっていかれない。すごく安心感があって気持ちよく走れる! だから、コーナーを走ってる時もすごく気持ちよく使える機能です。
竹川―――コーナー時にちょっとシフト下げるの忘れてたなと思ってもリアブレーキだけでエンストしないし、リアブレーキ踏んで遅く落とすだけでも跳ねたりしなかったですね。コーナー中にクラッチ操作って危ないじゃないですか。でもEクラッチでちゃんとエンストしないで落とせるし、短い直線になった時に操作できないとかなく踏めちゃうので乗っててすごく楽。
アクセルを開けながらシフトアップできるから、本当にその加速のままビューンといけますね。でも、6速で走ってて凄い低速モードになると、「ちょっとギア合ってないよ」ってピコピコピコって音と下矢印で教えてくれるんですよ! 今度は2速とかですごいスピード出しちゃってたりとかすると「ギア上げて上げて」ってマークが出るんですよ。
だから、バイク初めてで免許を取ったばかりなんだ、これから買うんだって言う人とかもEクラッチ搭載車なら操作が要らないから安心して街乗りもできますよね。
柴田―――感覚としては、すごく上手なライダーさんがもう1人乗ってくれてる感じ(笑)。今回の試乗会は良いいコンディションの中走れたんですけれども、お天気が悪い時とか、雨天で地面が濡れていて滑りそうな時でも安心して走れるんじゃないかなって思いましたね。しかも、Eクラッチモードで走れてても、自分でクラッチ操作できるんです。レバーを握ると、通常のマニュアルモードにもできるし、完全にオフにした状態でも走ることもできるので、その時のシチュエーションによって自分の好きなモードで選んで走れます。
柴田―――さあ、コースに入りました! CB650RのEクラッチを試乗しています。クラッチレバーの操作なしで操作できるというものなんですが、足でのシフトチェンジは必要です。アクセルを開けたままシフトダウンもできるんですけど、急激にスピードが出る事もエンジンブレーキがかかり過ぎることもなく、走ることができるんですよね。
車体へのショックもすごく少なくて、アクセルを開けたままのシフトアップも可能となっています。でもレバーを握らないとしても、勝手にシフトが上がるわけじゃないので、すごく自分の感覚に合ったシフトチェンジができるんですよね。
今4速でコーナー入りましたが、すごい加速が滑らか。最高です! そして、アクセルを開けたままシフトダウンしています。回転の上がりはありますけれども、体が置いていかれるような急減速とか、そういったこともなく色々なアシスト機能が付いています。すごく楽しく快適。このレバーの操作がないだけで気持ちも楽ですね。
これのもう一つすごいところがクラッチレバーを握らずに4速で停まって発信できるんです。少しクラッチをつなぐための時間はありますけれども、あっという間にスムーズに加速ができるようになっています!
竹川―――左手を使わなくていいのは走っていてすごく楽ですね。オートマスクーターとかのスムーズさとはまた違う面白さ。アクセルを開けたままギアチェンジもできるので、左足をあければ上がるし、ちょっとクラッチレバー握りたいなって思ったらこのまま握って普通のミッションみたいに4速から5速に上げると、ギアチェンジすることができるんですよ。楽しい!
柴田―――ホンダの方にご協力いただき、タンデムでEクラッチとマニュアルモードの違いを比較させていただきました。最初はマニュアルモードで通常の操作が必要なモードで走っていただいて、後半はEクラッチを使って操作をしていただいたんですが、全然違う! すっごい上手い方が運転してくださったのでそんなに変わらないかなと思ってましたけど、実際にEクラッチに変えるとすごくスムーズだし、前につんのめる感覚がないですね。
竹川―――実際に体感すると全然違いますよね! ギアチェンジする時にどうしても一回速度が下がっちゃったりとか、急に上がったりとかがあるので後ろに座っていると段々お尻がずり落ちてくるんですけど、Eクラッチモードだとアクセルを開けたままギアを上げられるんで、前にお尻が落ちちゃう感じがないです。シフトダウンのところでライダーとぶつかりそうになる挙動が少ないなっていう風に感じました。
あと、運転してくださったライダーさんにお伺いしたんですけど、ギアチェンジをクラッチを使ってやるのと、Eクラッチでやるのとでは操作が1個減る分考えることが1つ減るので、運転がすごく楽になるって言われてました。例えば、お子さんを乗せてツーリング行く方とかは、やっぱり後ろに乗せてるから心配でいろいろ神経を使ううちの1つが減るっていうのは、遠出するのも気が楽になるんじゃないかなって思いました!
柴田―――それに「楽したいけどバイクはやっぱりマニュアルだよな」って言う方もたくさんいると思うんですけど、これは本当に自分の感覚に近いです! なのにすごく上手に操作ができるから、いつもよりも上手く乗れている感じがする。誰でも上手な操作が体感できる機能になっています。
今回EクラッチはCBR650RとCB650Rに装着されましたけど、このEクラッチの機能はなんと通常の車体価格プラス5万円なんですって! ノーマルにプラス5万円で上手に乗れるようになるんだったらすごく良いよね!
竹川―――しかもこれ6速のまま停止できるし、6速のまま発進もできるんですよね! 普段使う時は1速で発進するんですけど、ちょっとパニックになっちゃってるときとかもエンストせずに、勝手にEクラッチがつないだ状態で前にそっと押し出してくれます。
柴田―――開発には研究を重ねられて10年かかったそう。機能自体は10年前にはあったんだけど実際に量産する為や、コンパクト化だったり、そういったところに10年という歳月を掛けて、この素晴らしい機能ができたということで、今後の展開も楽しみです。皆さんもぜひ体感してみてください!
【柴田直美さん略歴】
しゃべり屋ライターバイク乗り、千葉県二輪車安全運転指導員、ピラティスインストラクター。MCやリポーター・ライター・ボートレース、などマルチに活躍。女性ライダーイベントMerrily Motoの企画運営も行う。愛車はCB400SBやCT125ハンターカブ、CRF125Fなど。趣味はバイク、山登り、ねこ、公営競技、茶道、華道など。
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【竹川由華さん略歴】
滋賀県出身のアイドル。愛称はゆうかりん。第二回サンスポGOGOクイーン審査員特別賞受賞。バイク好きの両親の影響で、自身でもツーリングに行くバイク女子。愛車はGPZ750・CBR250RR。2022年3月「BDSバイクセンサー」のイメージガールに就任。バイク好きアイドルとして活動の幅を広げている。
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◎びわこのゆうか
Eクラッチ VS プロライダーのタンデム比較!
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