公開日: 2024/08/14
更新日: 2024/10/14
“普通自動二輪MT免許”で乗れるハーレー最小クラス排気量の「X350」。今回はバイクジャーナリストの小林ゆきさんと、BDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんが箱根の峠道をワインディング試乗インプレしてきました!
今回ハーレーダビッドソンのX350を試乗しておりますが、実は都内の街なかで以前試乗インプレをしています。今回は峠道をメインとしたエリアでの試乗会ということで、ワインディングロードでのスポーツ性能も探りながらのインプレをしていきたいと思います。
X350足つきインプレをご覧になった方も多いかなと思います。今回、日本でいうミドルクラスに相当する排気量の車種を出してまいりましたが、長らくハーレーダビッドソンといえばスポーツスターに代表されるミドルクラスのVツイン、そして今や2000ccに迫る勢いで非常に大きくて、どっしりとした重厚感のある車種に絞り込んできたという流れがあります。90年代後半からその流れが続いており、一瞬単気筒を出したり750ccもいくつかありましたがそんな中、現在世界的な流れとして350ccから650ccくらいのミドルクラスの排気量が非常に注目されており、ハーレーダビッドソンも企業戦略的な感じでこの度X350が出ました。
先程、タイトなワインディングも走りましたが、とにかくハンドリングが素直。リア回りがしっかり路面を捉えて離さないという感じでターンしてる時の安心感が非常にあります。350ccクラスというと細くて軽いヒラヒラ走るようなバイクも多い中、こちらのX350はどちらかというと、大型バイクのような味付けと安心感を感じております。そして、ポジションはかつてのFXスポーツバイクとかダートトラックとかその辺にインスパイアされている感じですね。ハンドルは素直な位置関係ですが、バーハンドルでかなり狭く感じます。そして、足元が実にスポーティー。結構バックステップ気味なので、こういったワインディングもかなり得意な車種だなという風に感じます。
また、ハーレーらしさを最も感じるのがやはりタンク回りのデザインですね。ライダー目線で見ても広めフラットなタンクの上面は「ハーレーに乗ってるな」っていう気分にさせてくれるデザインとなっております。
皆さんこんにちは、竹川由華です!
私もX350に試乗させていただいているんですが、スゴイ小回りが利いています! そこまで大きいわけではないのでコーナリングの時によいしょっていう感じもなく、楽しく峠道を走れている感覚がありますね。先が見にくいコーナーでもスゴく楽に曲がれる! 従来のハーレーみたいな振動感は残しつつ、でもスゴイ振動があるわけじゃないのでお尻への負担も全然ないですし、手の疲れやかゆくなっちゃうのも全然ないですね。
思っているよりもパワーがあって、6速までいれるとすっと走ってくれるんですけど、アクセルを開けるとハーレーらしいブーンという音が聞こえるので乗っていて楽しいですね!
小林―――ということで、ワインディングロードをそれぞれ試乗してきたんですけど、由華ちゃんのファーストインプレッション、一言で言うなら?
竹川―――一言で言うならワインディングがスゴく楽しい(笑)。全然怖くなく走れました!
丸ミラーが大きいので後ろも確認しやすいですし、緩やかなコーナリングが多い道だったので大きく膨らむコーナーが多かったんですけど、先が見えなくてもちゃんと小回りが利くバイクなのでスゴく乗りやすかったです。振動も思ってるより少ないのでホント疲れさせないし、エンジンの感じが良いバイクだなって思いました!
小林―――素晴らしいインプレですね! 私の感想も同じで、往年のアメリカンダートトラックのように走りはすごくスポーティーだと思いました。エンジンがスゴく滑らかに吹き上がって、でも音は結構ドコドコ鳴っているので体感としては大きなバイクに乗っている感じ。だけどハンドルとか足下に実際バイブレーションが起きているかっていうとその辺はマイルドで、アクセルのON/OFFに対して自分の思った通りに反応してくれます。あとハンドリングで左右に曲がる時もすごく素直に進んでくれるので、X350は気負わずに乗れてそれ以上の走りができちゃうのがスゴく良い所だなって思いました。
竹川―――峠道楽しかったですね! 毎回ワインディングを走りたいな(笑)
小林―――街乗りでビルのガラスに映る自分の姿とか見たりするのもスゴく楽しいんだけど、やっぱり走りを楽しむのはワインディングが分かりやすいよね。ちょっとアクセルワークも乗りこなせてきて、X350の楽しみをすごく掴んで走れたかと思います。
竹川―――ハーレーって重たいイメージが強いけどX350は重くなくて、シート高はちょっと高めなんですけど女性でも乗りやすいんじゃないかなって思いました!
小林―――ハーレーデビューにもいいかもしれないね。バイクデビューして道路を走ること自体が最初は怖いことも多かったりすると思うので、気負わずに走れるバイクから選ぶのがいいのかなとなります!
ということで今回はハーレーダビッドソンのX350試乗インプレを竹川由華ちゃんと小林ゆきがお届けしました!
竹川―――ありがとうございました!
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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【竹川由華さん略歴】
滋賀県出身のアイドル。愛称はゆうかりん。第二回サンスポGOGOクイーン審査員特別賞受賞。バイク好きの両親の影響で、自身でもツーリングに行くバイク女子。愛車はGPZ750・CBR250RR。2022年3月「BDSバイクセンサー」のイメージガールに就任。バイク好きアイドルとして活動の幅を広げている。
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