公開日: 2021/01/20
更新日: 2022/09/06
0‐100㎞加速はわずか3秒。1時間でフル充電。大型免許が必要だけど車検はなし。魅力の詰まったライブワイヤーが神田明神でデビューした。小売り価格は349万3600円。発表当日の12月3日より予約受付を開始した。
ハーレーダビッドソン ジャパン(HDJ)は12月3日、神田明神(東京都千代田区)で、大型電動スポーツバイク「ライブワイヤー」(日本モデル)の発表会を行った。同モデルは、欧米ではすでに発売されているが、日本では発売時期が未定のまま1年以上が経過。早期発売が待ち望まれていた。アジア圏では、日本が初の導入となる。
プレゼンテーションではフィールドオペレーションズディレクターの刀祢一彦氏が壇上に立ち、
「ライブワイヤーは、完全電動で電気のみをエネルギー源とした、まったく新しいモーターサイクル。最大のポイントはスロットルを開いた時に、瞬時に100%のトルクを発揮するパワーと、まったく新しい機動力です」と魅力について語った。
また、アトラクションとして落語家の立川吉笑氏が「ハーレー落語」を披露。また、ライブワイヤーの日本での好調発売とハーレーユーザーの安全を祈念し絵馬を奉納した。
ライブワイヤーの最大の魅力は、その加速性能。クラッチ操作は不要でスロットルを開けた瞬間、100%のトルクを発揮し、約3秒で時速100㎞/hに達するという異次元のライディングを実現している。心臓部(シャシー底部)には15・5kWhの高電圧バッテリーとレヴォリューション電動モーターを搭載する。フル充電状態の最大航続距離は約235㎞(シティモード走行時)。急速充電規格であるCHAdeMO(チャデモ)を使えば約40分で80%、約1時間で100%の高速充電が可能。家庭用コンセントでも、一晩あればフル充電できる。
ライブワイヤーは乗り味の異なる7つのライドモードを自由に選択できるのも魅力。フルパワーと最速のスロットルレスポンスを可能にする「スポーツモード」、日常使用に最適なバランス重視の「ロードモード」、走行距離を最大限に引き出す「レンジモード」、荒天時等に最適な安全性能重視の「レインモード」に加え、ライダー自身が自分好みにアレンジ可能な3つの「カスタムモード」も登録することができる。
また、加速・減速・制動のトラクションに合わせて車両のパフォーマンスを最適化する先進安全技術「リフレックスディフェンシブライダーシステム」を搭載。直線やターンでの加速中やブレーキング中の車両制御をつかさどっている。
日本モデルは「オレンジヒューズ」と「ビビッドブラック」の2色展開。出荷(納車)は2021年2〜3月となる見込み。
なお、日本国内で運転するにあたっては、「大型自動二輪車免許」か「大型自動二輪車免許(AT限定)」が必要となる。また、車検は不要。これも大きな魅力の一つと言える。バッテリーには5年間、車両本体には3年のメーカー保証が付く。昨年12月3日から予約受付を開始しており、小売価格は349万3600円。
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