公開日: 2021/06/30
更新日: 2022/09/06
バイクウェアを買う時、どこに行くだろうか。多くの人は、バイク用品店や二輪販売店に行く、と答えるだろう。これは、バイクに乗っている人にはごく普通のことで、これを疑問に感じる人はほとんどいないのではないだろうか。
しかしこの春、そんな今までの当たり前を当たり前ではなくした店、「Motorimoda株式会社が運営する「56designTokyo」が西武渋谷店にオープンした。
同店が入店する西武渋谷店B館6階は、メンズウェア&アクセサリーのフロア。同じ階には、「ブルックスブラザース」「ラルフローレン」などの老舗アパレル店、バッグやアクセサリーの「トゥミ」、「ゼロハリバートン」「サムソナイト・ブラックレーベル」など、一般的にも知られたブランドが並ぶ。その一角に、バイクウェアやグッズを扱う店がある。一般の店舗とバイク関連店舗が並ぶ光景は、あまり見た記憶がない。
店内には、56designのアイテムがフルラインアップ。コンセプト車両も展示されている。また、56designが取り扱うイタリアブランドのrizoma、SPIDI、XPOブーツ、BREMAも展示販売されている。特に、SPIDI、XPDブーツ、BREMAについては、千葉県にある56design本店よりも充実したラインアップになっているという。
「渋谷という立地にあることから、仕事帰りに買い物に来られるお客様が多く見られます。デパートでバイクのジャケットが買えるということに驚かれる方もいらっしゃいます」(56design)
同社以外では、クシタニが神奈川県横浜市のショッピングモール「マリン&ウォーク ヨコハマ」内に「パフォーマンスストア横浜店」をオープンさせている。前例があるので、このような展開は今回が初めてということではない。しかしより一層、バイクがライフスタイルに溶け込んでいければ、こういう事例が今後増えてくるはず。また、そうなることに期待したい。
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