公開日: 2022/12/01
更新日: 2022/12/02
原付二種、つまり51㏄から125㏄以下のバイクの販売が2022年度も好調を維持している。コロナパンデミックの渦中、三密を避ける移動手段として注目された小型バイク。実用的なスクーター中心であった国内市場は、明らかに一変した。
ホンダのハンターカブ、モンキーの好調な販売実績は「レジャーバイク」という80年代に流行したジャンルを復活させ、今春に発売されたニューモデルDAX125も人気を博している。しかし海外におけるロックダウンや半導体不足などが要因で、納車は約半年待ちという厳しい状況だ。
しかし、皮肉にもそんな現状ですら、125㏄人気に拍車をかけている。新たなバイクライフを提案する様々なパーツも販売され、ユーザーの興味は尽きることはない。そんな中、1台のコンプリートDAXが注目を集めている。これまでのレジャーバイク感覚から逸脱した先鋭的なスタイルは、125㏄カスタムの新たな方向性を示している。
製作したのはタイに本拠を置くK-SPEED。これまでも多くの作品を世に送り出し、大きな反響を呼んだ新進気鋭のカスタムビルダーである。K-SPEEDの代表であり、デザイナーのTanadit(タナディット)氏は、以前からの親日派でもあり、郷土文化や歴史にも精通している。
ブラックアウトされ過激でありながら、繊細さとインテリジェンスを感じるK-SPEEDのカスタムの秘密がそこにある。
今年の9月、東京都渋谷区の新国立競技場近くにショールーム「K-SPEED TOKYO」がオープン。代表の上野さんにお話を伺った。
「現在人気モデルのハンターカブやDAXは、素でも充分カッコいいのにどんどん手を入れたくなる、不思議なマシンです。DAXSTERは昔のモンキーやゴリラをいじり倒して、下手すれば乗りづらくなるような(笑)別モノを作る改造車とは違います。とことん走って、遊べる感覚が凄くいいんですよね。コンプリートでも楽しめるK-SPEEDのカスタムは、これまでになかった新しい世界観です。K-SPEED TOKYOは東京という流行の発信地で、独自のカルチャーを確立したいと思っています」
コンプリートのみならず、パーツ単体での販売も受け付けるK-SPEED TOKYO。新たなカルチャーを探求したいのであれば、HPをご参照頂きたい。
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