公開日: 2023/09/28
更新日: 2023/10/18
トライアンフモーターサイクルズジャパンは8月25日、『アクティブ プリロード リダクション機能(以下、新機能)』を『Tiger1200(タイガー1200)』シリーズに実装したことを発表した。
トライアンフは2021年11月にShowa製セミアクティブサスペンションを同シリーズに初搭載したが、これをさらに発展させた最新型サスペンションシステムを採用。この新機能の実装により、停車時に最大値で20mm、ローシートと組み合わせればタイガー1200GTファミリーのシート高が810mmまで下がる(最大値の場合)。新機能は65km/h以下でリアサスペンションの負荷が低減してシート高が下がるようになっており、同速度以下であればスイッチキューブにある『Home』ボタンを1秒間押すことでオン・オフが可能だ。
大柄なボディを持つことの多いアドベンチャーモデルにおいて、810mmのシート高はかなり低いと言えよう。幅が違うので一概に足つき性の比較はできないが、810mmまで下がるとスズキ『Ⅴストローム250』と10mm差。250ccクラスと遜色のないシート高となる。この安心感は大きいはずだ。
ちなみに、タイガー1200にはもとから2つのシート高設定がある。例えばGTファミリーは、ノーマルシートが870mmと850mm。ローシートが850mmと830mm。ノーマルシートに新機能が合わさると、870mmが850mm(最大値)、850mmが830mm(同)。ローシートだと850mmが830mm(同)、830mmが810mm(同)。タイガー1200にはシート高がGTファミリーよりも各25㎜高いRallyファミリーもあるが、全モデルに新機能が実装されている。
一般的に新機能追加となった場合、当たり前といえば当たり前だが、その前のモデルは対象外となる。しかし、タイガー1200はShowa製セミアクティブサスペンションを搭載したモデルであれば、整備時にアップデートができる。これは、タイガー1200オーナーにとっては、嬉しいポイントだろう。
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