公開日: 2023/10/16
更新日: 2023/10/17
顧客満足度調査を実施展開するoricon MEは、8月19日の「バイクの日」にちなみ、“利用実態調査”の結果を発表。バイク購入者は男性が50代、女性は40代が最多となり、男女ともに51cc~250ccが50%以上であることが分かった。
この記事は、過去3年以内に二輪販売店でバイクを購入し、購入価格を把握している人を対象に実施した、「『バイク専門販売店(専門販売店)』『メーカー系バイク販売店(メーカー系)』満足度調査」に基づき、利用実態を分析したもの。 アンケートの実施期間は今年2月15日~3月3日。対象年齢は全国16歳から69歳までの男女。インターネットにより調査を行った。
■バイク購入者、男性は50代で女性は40代が最多
『専門販売店』『メーカー系』の回答者を合計し、バイク購入者全般の傾向を分析した。まず、バイク購入者の男女比率は、男性が84%、女性が16%となり、男性が大多数を占めている。 男女を年代別にみると、男性は「50代」、女性は「40代」が最も多くそれぞれ40%、34%となっている。女性は男性に対して比較的なだらかな分布。年齢層の広さが特徴だ。
■排気量 男女ともに51cc~250ccが50%以上。原付・大型二輪で男女差あり
購入したバイクの排気量を男女で比較すると、男女ともに51cc~250ccの普通二輪で50%以上を占めているのが分かる。251cc~400ccになると、一気に比率が下がり、男性12%、女性13%となる。女性は全体の約8割が250ccまでの排気量帯となっている。原付一種は男性8%に対して女性21%、401cc以上(大型二輪)は男性26%で女性は9%と比率が逆転している。男性は大型、女性は原付と志向の違いが明白となっている。
■バイク購入のきっかけ
大型ほど趣味性が高い結果に「コロナ禍」きっかけは女性で16%、購入したバイクの排気量251cc~400ccで14%
男女別「バイク購入のきっかけ」では、男女ともに「欲しい車種があった」という人が最も多く、男性45%、女性は35%。多くの男女がバイクに目を向けていたことが分かる。
これに次ぐのは「通勤・通学」で男性26%、女性32%。以下、「日常使い」や「新しい趣味」と続く。男女とも20〜30%での推移。また、コロナ禍において、三密を避ける移動手段・時代に即した趣味としてバイクが再認識されており、「コロナ禍の影響」と回答した人は、男性9%、女性16%となった。「排気量別」では、125cc以下のバイクで多く見られたのが「通勤・通学」や「日常使い」といった理由。予想通りの結果だ。
一方、「欲しい車種があった」は126cc以上のバイクを選んだ人に多くみられた。なかでも趣味的要素の強い401cc以上の大型二輪を購入した人は、全体の70%がそのように回答している。「新しい趣味」では、126cc以上のバイクを選んだ人の割合が高く24%となっている。また、「コロナ禍」を理由にあげた人は126cc~250cc、251cc~400ccの普通二輪で比較的多い傾向が見られる。
■メーカー系の利用者は40代以上が8割以上
購入したバイクの排気量250cc以下は専門販売店、401cc以上はメーカー系で購入がおよそ6割
『専門販売店』と『メーカー系』の利用者の年齢層を比較すると、どちらも同じような傾向が確認できるが、『メーカー系』は50~60代の割合が60%と高く、40代を含めると84%を占める。『メーカー系』利用者の年齢層は比較的高い傾向が伺える。
購入したバイクの排気量ごとに『専門販売店』と『メーカー系』の利用比率を比較したところ、250cc以下は専門販売店、大型二輪はメーカー系での購入割合が高いことが見て取れる。バイクの購入経験について聞いたところ、専門販売店は「初購入」が最も高いがメーカー系は「買い替え」需要が多い。
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