スズキイベント静岡県

電車も駅も「KATANA」に染まった、KATANAミーティング2019

公開日: 2020/06/25

更新日: 2022/08/26

 9月15日(日)に、はままつフルーツパーク時之栖で「KATANAミーティング2019」が開催された。今回がスズキの主催としての第1回目。これに合わせ同日より約2年間、天竜浜名湖鉄道で運行される「KATANAラッピング列車」の出発式が天竜二俣駅で行われた。また、ミーティング当日は会場最寄りの「フルーツパーク駅」を「KATANA(フルーツパーク)駅」に“1日改名”した。

 出発式で、スズキの鈴木俊宏代表取締役社長は「カタナを19年ぶりに復活させました。これを機会に、スズキのバイクの故郷である浜松でラッピング列車を走らせることになりました。地域活性化に少しでも役立ち、地域の人に愛される列車になってもらいたいと思います」と挨拶。そして、4台のバイクを所有しているという天竜浜名湖鉄道の長谷川寛彦代表取締役社長は「速いバイクと遅い電車のコラボレーションが多くの方の興味を引き、天竜浜名湖鉄道に沢山の方が足を向けていただくと共に、新型カタナに乗りたいという方が沢山出て欲しいと思います」と期待を寄せた。列車の出発を合図した鈴木社長はその後、新型カタナに乗りミーティング会場へ向かった。

鈴木社長の合図でラッピング列車が出発。運転士が鈴木氏という演出に車内では拍手が沸き起こった
鈴木社長の合図でラッピング列車が出発。運転士が鈴木氏という演出に車内では拍手が沸き起こった

 会場駐輪場には、福岡ナンバーや札幌ナンバーなど全国各地の新旧カタナが並び、ユーザー同士が交流を深めていた。来場者プレゼントとして、限定ステッカー等をはじめ、先着1000名にはカタナオリジナルクッキーが用意された。そして会場内では限定グッズの販売コーナーが設けられ、長蛇の列。午前11時過ぎには完売となった。

 ミーティングの開始にあたり鈴木社長は「初代のカタナが良すぎて、本当にウチの技術者も悩みに悩んだ19年だったと思います。新旧ユーザー、スズキファン、バイク好きの皆さんも一緒に色んな会話をして、ぜひ楽しんでください」とメッセージを送った。

 ステージイベントでは、新型カタナのデザイナーであるロドルフォ・フラスコーリ氏が初来日し、スズキの設計・開発担当者らとトークショーを展開。その後もジャンケン大会等で盛り上がり、閉会にはスズキ二輪の濱本英信代表取締役社長が挨拶に立った。

「二輪車が1113台、1500名の皆さんに集まっていただきました。私は、このKATANAミーティングをやるのが夢だったんです。19年ぶりにカタナの歴史の扉を開けることができました。今後新たにカタナの歴史を刻んでいきたいと考えています」

 そして最後に、来場者に向けて呼びかけた。「来年、第2回KATANAミーティング2020をやりたいと思いますが、来ていただけますか?」会場からは大きな拍手が起こった。

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