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現役ライダーにバイクライフやバイクショップとの付き合い方をインタビュー! ~後編~

公開日: 2024/05/09

更新日: 2024/05/17

いまのライダーは何をキッカケにバイクに乗るようになり、どのようにショップと付き合い、どんなカタチでバイクライフを楽しんでいるのか。30代から50代までのライダーにインタビューを行った。そこから見えてきたこととは。

外観が変わるカスタムはしません

外観が変わるカスタムはしません
外観が変わるカスタムはしません

マグさん 北海道在住
愛車:ハーレー ダイナローライダー1450、ロイヤルエンフィールド ヒマラヤ411、ヤマハ セロー250


●バイクライフについて
バイクに興味を持ったのは、叔父がバイクに乗っている姿を見て「カッコいいな」と思ったのがキッカケでした。乗り始めたのは20歳からですが、いまはハーレーのダイナローライダー1450、ロイヤルエンフィールドのヒマラヤ411、ヤマハのセロー250を所有しています。たまに昔からのハーレー仲間とツーリングに行きますが、基本は1人で楽しんでいます。景色を見ながら走り、その土地の美味しいものを食べて、旅先で出逢う人たちとの会話を楽しむ。これがサイコーなんです。北海道のバイクシーズンはGW頃から11月中旬頃と短いので、連休には道外にまで走りに行きます。

デザインが気に入っているので、大きく外観が変わるようなカスタムはしません。足つきを良くするためにローダウンし、積載量を増やす目的でパニアケースを装着する程度ですね。バイクの情報は主にSNS。インスタやXから得ることが多いかな。次はハヤブサやNinja、SRに乗ってみたいです。

●バイクショップとの付き合い方
札幌市内のバイクショップにお世話になっています。自宅から近いし、メンテナンス予約も取りやすく対応が早いのが魅力です。ショップにはオイル交換やタイヤ交換のため1~2か月に1回は行ってます。北海道のバイクショップのなかには、シーズン中にメンテナンスをお願いしたくても1か月以上予約が取れない店もある。でも、そのショップは予約が取りやすく対応も早いので、とても助かります。

●バイク全般について思うこと
コロナ禍でマスツーリングをしなくなりましたが、バイクに乗る時間が多くなったので、いまは3台持ちです(笑)。ライダーが増えたのは嬉しいのですが、反面、事故の話題も多く見聞きするようになりました。気になるのは、プロテクターを付けていない人が増えてきたこと。あれは危険です。最近は安全面を考慮したオシャレなウェアも増えているので、事故なく楽しむためにも、ぜひプロテクター付きのウェアを着て安全にバイクライフを楽しんで欲しいなと思います。

今後、バイク人口は増えるんじゃないかな、と思います。私のSNSを見て「同じバイクを買ったよ」「自分も一人旅をしてみました」と声を掛けてもらえることがかなり増えてきました。バイクの楽しさを伝えることが、バイクに乗るキッカケになってくれると嬉しいですね。

バイクショップに必要なのは入り易さです

バイクショップに必要なのは入り易さです
バイクショップに必要なのは入り易さです

TMさん 37歳 長野県在住
愛車:ヤマハ セロー250


●バイクライフについて
19歳の時、スーパーカブに乗っていた友人の影響でバイクが好きになりました。普通二輪免許を取得し最初に買ったのはPCX125。その後、ZZR250に乗り大型免許を取ってからはCBR954RRにステップアップしました。他にも何台か乗りましたが、セロー250だけは長く乗っています。通勤でも使っているのでほぼ毎日ですね。たまに友人数名で山奥にある秘境を走る“お風呂ード走行”を楽しんでいますが、ソロでツーリングやキャンプを楽しむことのほうが多いですね。カスタムについては、リヤキャリアを装着し積載量をアップしたり、乗り易さを考え、リヤサスを換装したりしています。

●バイクショップとの付き合い方
行き付けのバイクショップには、メンテナンスでお世話になっています。技術力も高いし友達感覚で会話ができるので、とても楽しいです。おいしいお菓子がいただけるのも、甘いモノが好きな私としては嬉しい(笑)。これは持論ですが、バイクショップに必要なのは、入り易さだと思います。店を見ただけで、何となく伝わってくるんです。以前、ツーリングで島根に行った時、ある店にオイル交換をお願いしたのですが、とても親切に対応してくれて、おまけにステッカーもいただきました。こうした気配りって嬉しいですよね。いまでも印象に残っています。

●バイク全般について思うこと
バイクに乗る頻度はコロナの頃も今も変わりません。先日、電動バイクのサーロンに乗る機会があったのですが、ガソリン車では味わえない、アクセルを開けた瞬間のトルク感には驚きました。ただ、ツーリングを楽しむとなると、航続距離と充電時間がネックになりそうですね。

私自身、バイクは50ccのミッション車から乗り始めたので、入門機種がもっと増えれば、さらにバイク人口は増えると思います。バイクより楽しい移動手段は他にないですからね(笑)。

自分で運転しないと景色が見えないんです

自分で運転しないと景色が見えないんです
自分で運転しないと景色が見えないんです

S夫妻(ご主人50代 奥様40代) 北海道在住
愛車:スズキ V-Strom1000、 トライアンフ ボンネビルT100


●バイクライフについて
16歳で免許を取得した後、17台のバイクに乗りました。現在はスズキV-Strom1000に乗っています。乗る頻度は月1回ほど。妻とカフェでのランチを目的とした近郊ツーリングを楽しんでいます。あとは友人が主催するツーリング、これはバイク仲間に会いに行く感じです(ご主人)。

以前は夫のバイクのリヤシートに乗っていたのですが、それだと主人の背中に隠れて前が見えない。景色を楽しむためには自分で運転するしかないと思い、二輪免許を取りました。バイクはトライアンフ ボンネビルT100。デザインに一目惚れし買いました。足つきが良いところも大きなポイントです。キャンプツーリングにもよく行きます。行った先々で出会った人たちとの会話が楽しいですね(奥様)。

●バイクショップとの付き合い方
以前は関東に住んでいたのですが、その頃はSBSにお世話になってました。店選びについては、整備に関して色々と話ができること、スムーズにコミュニケーションが図れること、などを重視しています。自分に合った店には自分と波長の合う仲間が集まってくるような気がします(ご主人)。

いまは北海道に住んでいるので、行きつけのショップはありません。選択基準はやっぱり人柄です。できればボンネビルのような外車も見て貰えるような店があると嬉しいですね(奥様)。

●バイク全般について思うこと
若い頃に比べ免許取得費用も車両価格も高くなり、バイトをすれば何とかなるレベルではなくなりました。排ガス規制も厳しくなり、ラインアップも少なくなった。選択肢が限られたことで、バイクに興味を持っている人が減少しているような気がします(ご主人)。

バイクに乗っていない人が、もっとバイクの楽しさを体験できるような場を増やせれば、ライダーは増えると思います。女性ユーザーも増えていますが、これについて女性目線で見ると、女性が選びたくなるような車両が少ないことを感じます。ラインアップが増えれば、女性ユーザーはもっと増えると思います(奥様)。

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