公開日: 2024/05/27
更新日: 2024/06/04
埼玉県で自動車教習所・自動車学校を運営するファインモータースクールは4月29日、同社上尾校で『第18回まるごとバイクフェスティバル2024』を開催した。国内外二輪メーカー車両の試乗会のほか、バイクや大型二輪の乗車体験など、教習所ならではの内容も盛り込まれ、1000人を超えるバイク好きで賑わった。
ゴールデンウィークは日本各地で様々なバイクイベントが開催された。その中のひとつが埼玉県の自動車教習所・ファインモータースクールが開催した『まるごとバイクフェスティバル2024(まるバイ)』。
33台用意された国内外の二輪メーカーのモデルが試乗できる『ゆっくり体験試乗会(有料・500円)』、『こどもバイク体験』、教習所内のコースを自分のバイクで走行できる『チャレンジ走行会』がメインアトラクション。その他、人気企画の現役トライアルライダーの本多元治選手、武井誠也選手(教習指導員でもある)の両選手による『トライアルデモ&ライディングアドバイス』では、観客の目の前でウィリーやジャックナイフなどを披露。大きな歓声が沸き上がった。
教習所ならではのアトラクションとしては、二輪免許や大型二輪免許を持っていない人でもバイクや大型バイクが体験できる『プレライダースクール(14歳以上は乗車可)・大型バイク体験』が大好評。スタッフのサポートのもと、中学生もチャレンジした。「まるバイ」はその名の通り一日まるごと、小さい子どもから大人まで、バイクに乗っていてもいなくても、バイク免許を持っていてもいなくても、誰もが楽しめるイベント。今年で18回目(コロナ禍の2020年と2021年は中止)を数え、今回も1000人を超える人が集まった。
「東京モーターサイクルショーに1枚だけ開催告知ポスターを出したところ大反響。試乗会の問い合わせはこれまでで一番多く、550人の方にご予約いただきました。県内だけではなく、千葉、神奈川、栃木などからもご来場いただいています」(ファインモータースクール広報チーム・齊藤千絵さん)
コロナ禍でバイク人気が高まり二輪免許取得者が増えたが、現在はどうなのだろうか。
「最も入校者が多かったのは2022年度。現在は、それに比べると減っていますが、コロナ禍前の2019年度を100とすると、2023年度の普通二輪免許は153%です」
ファインモータースクールでは今後、免許取得の需要が落ち着くか横ばいになると見ており、入校者の増加を図るため、今年から入校促進の施策を始める予定だ。
「当校に限ったことではないのですが、教習所のひとつの問題点として、12月から3月にかけて普通車の需要が高くなるため、二輪免許取得希望者の入校を一時的に止めることがあります。けれども今後は二輪にキチンと目を向けて、一年を通して入校できるようにしたいと思っています」
さらに、ホームページの見直しも図りたいとも話す。
「ホームページのメインとなっているのは、やっぱり普通車。せっかく『まるバイ』という多くの人に愛されているイベントがあるのだから、二輪に関する情報発信を充実させたい。例えば『免許を取りたいけど、どうやって取ればいいのか分からない』という人に向けた発信などですね。具体的にどこをどうというのはこれからですが、二輪の入校者増加を目指したい。そして、まるバイがより多くの人に愛されるイベントになり、業界活性化の一助になれればいいなと思います」
プレライダースクール参加
前山さん/高校1年生15歳
今回、初めてバイクに挑戦しました。バイクに乗るためには、手足だけではなく体全体を使わないと上手く乗れないことが分かりました。思っていたよりもかなり難しかったです。安全運転ができる自信がついたら免許を取って公道を走ってみたいです。
大型バイク体験参加
S・Iさん/40代
参加したのは今回で3回目です。今日は大型二輪を体験しました。普段はホンダCBR250Rに乗っています。大型に乗るのは初めてで、重さで倒してしまう不安がありましたが、走ってみると低速でもトルクが強くて安定しているなと感じました。実際に大型を買うのは、価格や車検などの維持費とかが大変そうですが、免許は持っていてもいいかなと思います。
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