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【トライアンフ × White Mountaineering】アウトドアイベントでコラボモデルを公開

公開日: 2024/07/26

更新日: 2024/08/06

6月28日から30日までの3日間、千葉市の幕張メッセで『TOKYO OUTOOR SHOW2024』が開催され、3日間で3万7971人が来場。このアウトドアライフの一大イベントに、トライアンフがファッションブランド『White Mountaineering』とコラボレーションしたカスタムバイクを出展した。

ストリートやファッションなどを意識したコラボモデルの「スクランブラー400X」

全身に『W』と『M』がデザインされた『スクランブラー400X』
全身に『W』と『M』がデザインされた『スクランブラー400X』

トライアンフとファッションブランド『White Mountaineeringホワイトマウンテニアリング、以下WM)』、この異色なコラボレーションが発表されたのは、今年1月に東京都品川区の寺田倉庫で行われた『スピード400』『スクランブラー400X』のプレスカンファレンスの時だ。

「この時はまだ、何をするかは決まっていませんでした。そこからWMさんと弊社で何ができるかを話し合っていき、ストリート、ファッション、カルチャー、そっちに寄ったプロダクトをWMカラーで作ろうという話になり、製作したのが、このスクランブラー400Xです」(トライアンフ・安井さん)

そのトライアンフとWMがコラボレーションしたスクランブラー400Xのカスタムモデルが公開されたイベントは、バイク関連イベントではなく、アウトドア関連のイベント。これも異色だ。

コラボモデルが展示されたのは、幕張メッセ(千葉県千葉市)。北ホール9からホール11を使い、6月28日から30日まで開催されたアウトドアライフの一大イベントである『TOKYO OUTOOR SHOW2024』。アウトドアシーンと関わりのあるアウトドアギア、ファッション、カルチャー、モビリティなど様々なコンテンツが集結し、3日間の総来場者数は3万7971人となった。

カスタムモデルのイベント展示となると、バイク関連イベントへの出展を想起するが、実際に出展したのはWMのフィールドイベントだった。これには次のような狙いがあった。

「アウトドアだったりファッションだったり、そういったことに興味をお持ちの方、つまりバイクファン以外の方々にバイクメーカーの声を届けることは難しい。そこで、ファッションブランドのWMさんの力をお借りして、そういった人たちにトライアンフのバイクをリーチする。それが狙いです」

ユーザーやファンの裾野を広げられる可能性を秘めたコラボのこれからにも期待

トライアンフモーターサイクルズジャパン アシスタントマーケティングマネージャー・安井夏さん
トライアンフモーターサイクルズジャパン アシスタントマーケティングマネージャー・安井夏さん

このコラボモデルをデザインしたのは、WMのデザイナーである相澤陽介氏。

「相澤さんにはスピード400もスクランブラー400Xも見ていただき、スクランブラー400Xをカスタムしよう、ということになりました。WMさんとのコラボということを伝えたくて、タンクやフェンダー、シートのステッチもそうですけど、全部ホワイトマウンテニアリングさんの『W』と『M』のデザインとなっています。相澤さんがこのために書き起こしてくれたデザインを、コラボモデルに投影しています」

コラボモデルの写真を見れば分かる通り、全身に『W』と『M』がデザインされている。

会場で、このスクランブラー400Xのカスタムモデルが展示されているスペシャル展示ブースを撮影している時、バイクを見た女性が「このバイク、カッコいいね」と一緒に来場していた男性に話しかけていた。このカップル以外にも、何人もの人がコラボモデルの前で足を止めてバイクをながめる様子を見ることができた。バイクファン以外の人にリーチ、つまりブランドを訴求するという狙いは達成できていたのではないだろうか。そして、バイクユーザーやファンの裾野を広げるという意味において、このようなイベントを通してバイクファン以外にもブランドやバイクを訴求する意義は大きい。

このコラボモデルだが、今回の展示用としてワンオフで作られたもの。販売の予定はなく、この後は相澤氏の愛車となる予定だという。WMとの今後の展開についても聞いた。

「コラボのセカンドステージとして何かしらを考えていこうとは思っていますが、まだ具体的に何をどうするというところまでは決まっておりません」

ユーザーやファン以外にも広くバイクを訴求していける可能性をひめているコラボだけに、今後の展開が楽しみだ。

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