公開日: 2024/10/28
更新日: 2024/11/01
バイクで走りやすい季節の秋。各地でバイクに関連したイベントが行われている。そのひとつが、10月6日(日)に埼玉県小鹿野町で開催された日本二輪車普及安全協会主催の『JAPAN RIDERS CAFÉ』と小鹿野町の『おがのライダー宿』の共催イベント。同イベントは「バイクで走るキッカケ」をライダーに提供するというもの。会場を訪れた人たちは、ゲストを招いてのステージプログラム、食べ物や二輪関連ブースで、トークショーやパフォーマンス、グルメや買い物などを楽しんだ。
秋と聞いて思い浮かぶのは何だろうか。『読書』、『スポーツ』、それとも旬を味わう『食』。一般的にはそうでも、バイクに関わる人なら、そこはやっぱり『バイク』だろう。
猛暑が続いた夏が終わり、風に涼しさを感じる秋。バイクウェアを着ていても汗だくになることもなく、快適にバイクを楽しむことができる季節。この秋も、日本各地でさまざまなバイクイベントが開催されている。
大きく注目を浴びていたのが、10月4日(金)から6日(日)まで、栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」で開催された『MotoGP日本グランプリ』。決勝は雨が降ったりやんだりと、あいにくの天気となったが、Moto2クラスで小椋藍選手が2位に入るなど、日本人ライダーの活躍もあり、大いに盛り上がっていた。
その決勝当日の10月6日、埼玉県小鹿野町の国民宿舎『両神荘』特設会場で開催されていたのが、『JAPAN RIDERS CAFÉ(ジャパンライダーズカフェ)』と『おがのライダー宿』の共催イベント。小鹿野町と言えば、バイクによる町おこしを推進していることで知られ、モーターサイクルショーなどにもブースを出展している自治体だ。
日本二輪車普及安全協会(以下、日本二普協)が主催するジャパンライダーズカフェは、ライダーにバイクで走るキッカケづくりを『安全・安心・快適・楽しさ』とともに提供することを目的とし、今年は6回の開催が予定されている(小鹿野町は第5回目。第2回の愛知県会場、第4回の熊本県会場は天候等の理由で中止)。
この日、関東各地では雨が降ったが、10時から15時までの開催時間中は雨に降られることもなく、会場を訪れたライダーたちはイベントを楽しんでいた。
このイベントはバイクイベントといっても、前述したように、『ライダーにバイクで走るキッカケ』を提供するというもの。『バイクを訴求』するイベントのように、国内外メーカーの最新モデルや人気モデルを多数展示し試乗会も開催し・・・・というようなものとは少々違う。「さて、今日はバイクに乗ってどこに行こうか」という人が、気軽にフラッと遊びに行けるようなイベントだ。
もちろん、遊びに行ける場所の提供だけではない。『安全・安心・快適・楽しさ』の『安全・安心』も忘れていない。『ジャパンライダーズ宣言』で普段心がけているバイクのマナーを発表した人にはドリップコーヒーとネックウォーマーをプレゼント。ステージでは小鹿神社の宮田宮司による交通安全祈願も行われた。
来場者に楽しんでもらうという面では、小鹿野観光大使でありライダーでもあるタレントの山口良一さん、バイク女子の平嶋夏海さん、モーターサイクルジャーナリストの川崎由美子さんらをゲストに迎えたトークショーや各種PR、アーティスト村岡友憲さんによるアクションや墨絵パフォーマンス、ジャンケン大会などのステージプログラムがイベントを盛り上げた。その他、会場にはクシタニやライコランドをはじめとした二輪関連、地域の名物、小鹿野町PRなどの各種ブースが並び、「見て」「食べて」「買って」楽しめる内容となっていた。
「盛りだくさんのコンテンツのあるイベントでした。日本二普協は『JAPAN RIDERS CAFÉ』として安全啓発活動をさせていただきましたが、メーカー各社のバイク展示もあると、来場者にはさらに楽しんでいただけたのではないかと思います」
日本二普協の永山清峰氏はそう話すが、『バイクで走るキッカケ』に十分なったはず。日本二普協では他にも安全運転講習会を開催するなど、さまざまな活動を行っている。店のユーザーに、それらへの参加を勧めるのも『バイクで走るキッカケ』になる。そして、『バイクの秋』を存分に楽しんでもらおう。
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