公開日: 2025/02/28
更新日: 2025/03/12
BMWモトラッドは1月17日、世界における2024年の販売台数が21万0408台であることを発表した。これは、BMW史上最高の販売実績となる。
ヨーロッパ全体で販売が好調に推移しており、同社最大の市場であるドイツが2万6177台を販売。フランスが2万0693台、イタリアが1万6617台、そしてスペインが1万3009台と続き、ヨーロッパ全体では11万8727台を販売した。
ヨーロッパ以外の地域では、アメリカが1万7272台、ブラジルが1万5267台、中国が1万3872台、インドが8301台などとなっている。車種別で見ると、『R1300GS』『R1300GS Adventure』『R1250GS』『R1250GS Adventure』の4車種が、世界中で6万8000人以上のユーザーを獲得した。
日本においても、昨年3月4日に『R1250GS Adventure』の日本限定特別仕様車『R1250 GS Adventure Ultimat e Edition(R1250GS アドベンチャー・アルティメット・エディション)』が発売されるなど、アドベンチャーモデルが人気を博した。
また、JAIA調べによると、日本でBMWの2024年における小型二輪車新規登録台数は5986台。6000台に迫る台数を記録しており、前年比では2.5%増となっている。過去5年間の推移を見ても、2020年は5562台で2021年には5866台と、さらに台数を伸ばした。2022年には5387台まで下落したが、翌2023年に入ると5838台と大きく復調するなど、右肩上がりの推移を見せている。
コロナ禍でバイク人気が一気に高まったが、BMWも例外ではない。SNSでは、『S1000 RR』が『エッセン』の愛称で呼ばれ、親しまれていた。今は落ち着きを見せ、以前ほどは『エッセン』という文字を見なくなったが、同社の人気が落ちたわけではないのは登録台数を見れば明らかだ。この調子で行けば、今年末には年間販売台数6000台突破も十分に可能だろう。
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