モーターサイクルショーイベント

「第52回 東京モーターサイクルショー」プレスカンファレンス

公開日: 2025/04/24

更新日: 2025/05/06

3月28日(金)〜30日(日)の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で『第52回 東京モーターサイクルショー』が開催された。メイン会場がこれまでの西ホールから東ホールへと移り、総出展者数は180者、出展車両数は584台。外で咲き誇る桜に負けず劣らず、会場ではバイクの華が満開となり、3日間で11万8812人が来場した。

【株式会社ホンダモーターサイクルジャパン】
室岡 克博 社長
~スポーツバイクの進化する基準である『CB』の最新の回答が『CB1000F Concept』~


ホンダブースは『Moveto the Next』をキーメッセージとして展開します。ホンダの創業ビジネスであるバイクは、過去から現在に至るまで長きにわたり、多くのお客様に愛されてきました。時代が移り、社会が目まぐるしく変化していく中で、ホンダは新しい時代のバイクシーンを作りたいと考えています。

いま、新基準原付カテゴリーモデルの開発を進めています。『スーパーカブ110Lite』のほか、スクータータイプも開発中。正式発表にはもう少し時間をいただきますが、ご期待ください。そして、『CB1300SUPER FOUR SP FINAL EDITION』が最終モデルとなりますが、ホンダのファンモデルを代表するプロダクトブランド『CB』は歩みを止めることはありません。

ホンダ・スポーツバイクの進化する基準である『CB』の最新の回答が『CB1000F Concept』。車重・ライポジ・操縦性・音、どれもが高次元でバランスした最高のパッケージングになっています。近い将来、お客様にお届けできるよう現在、開発を進めておりますので、ご期待ください。

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【スズキ株式会社 二輪事業本部】
田中 強 二輪事業本部長
~『CNチャレンジ』ではサステナブルアイテムを昨年以上に拡大し、今年も鈴鹿8耐に参戦!~


今年のスズキブースは「スズキオシフェス」が出展テーマ。多くのお客様にスズキの二輪車に触れていただき、スズキ推しになっていただけるようなワクワクするブース展示としました。昨年の『EICMA2024』で発表した『DR-Z4S』『DRZ4SM』をはじめ、21機種・26台を展示。カプコンの人気ゲーム『ストリートファイター6』とコラボレーションした『GSX-8R Tuned byJURI』も展示しました。先日行われた『カプコン・カップ11』及び『ストリートファイターリーグ・チャンピオンシップ2024』の会場でも展示し、若年層にもゲームとのコラボレーションを通して興味を喚起することができました。

イベントでは、本年からリターンライダー向けのライディングスクールを新たに開催します。また、カーボンニュートラルに向けた取り組みの一環として昨年から実施している『CNチャレンジ』では昨年以上にサステナブルアイテムを拡大し、8月に開催される『2025FIM 世界耐久選手権“コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会』に参戦します。

【ヤマハ発動機販売株式会社】
松岡 大司 社長
~ヤマハとともにバイクライフを楽しんでいただく、『Re:route“自分”』の提唱を始めます~


ヤマハ発動機は創立70周年の節目を迎えます。昨年は往年のグランプリのファクトリーマシンをオマージュした『XSR900GP』や、クラッチ操作不要で上質な変速を可能とする新しい電子制御シフト機構『Y-AMT』を『MT-09』より投入。今年も、リアルとデジタルの両面で新しいお客様との接点を増やし、顧客体験を通じてバイクライフの魅力・楽しさの広がりを感じてもらうことでエントリーユーザーの裾野を広げ、より長くヤマハとともにバイクライフを楽しんでいただくよう取り組んでまいります。「ヤマハとならもっと特別な休日に、ヤマハとならもっと楽しい移動を提案し、来場者の皆様とともに楽しみと遊びのイメージを膨らます『ヤマハと遊ぼう』」をブースのテーマに、ニューモデルやモデルに合わせたライフスタイルを、アクセサリー提案とともに展開。

また、お客様のストーリーを、ヤマハがちょっとした変化や可能性で彩り、底知れない喜びと楽しみの想起につなげ、ヤマハとともにバイクライフを楽しんでいただくという『Re:route“自分”』の提唱を始めます。

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【BMW GROUP JAPAN BMW MOTORRAD】
大隅 武 ジェネラルマネージャー
~魅力的なモデルに加え、ワクワクするイベントも展開。今後に乞うご期待~


BMWモトラッドのブースでは新型車7車種と2つのコンセプトモデルを展示しました。昨年、BMWモトラッドは全世界的で21万0408台を販売。国内においても6208台と、初めて6000台超の台数を達成しました。

2つのコンセプトバイクを紹介します。1つは昨年5月、イタリアで開催された『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2024』で衝撃的なデビューを飾ったビッグヘリテージモデル『R20コンセプト』。もう1車種は昨年11月、イタリアの『EICMA2024』で発表した『コンセプトF450GS』。排気量450cc、並列2気筒エンジン、48馬力、車重は175kg。

また、ニューモデルの導入だけではなく、BMWモトラッドの世界を体感し、エンジョイしていただくということで、20回目となる『BMWモトラッド・デイズ・ジャパン2025』を長野県の白馬47で9月6〜7日に開催します。今年も魅力的なモデルに加えて、ワクワクするようなさまざまなイベントを展開していきますので、BMWモトラッドにご期待をお願いします。

【ロイヤルエンフィールド】
アヌージ・ドゥア アジア太平洋市場担当事業責任者
~中級セグメントにおいて世界的にも高い地位にきています~


世界的に見ても、中級セグメントにおいて、ロイヤルエンフィールドはかなり高い地位にきています。イギリスとニュージーランドでは1位、日本でも華々しい成長を遂げています。3台のモーターサイクルについて紹介します。最初は新型『BEAR650』。洗練されたデザインと幅広い用途を備えたスクランブラーです。『BEAR650』は冒険の象徴であり、個性の表現であり、直感に従う大切さを呼び覚ます存在です。シート高は830mm、115mmのリアホイールトラベルなどが特徴です。次は、ロイヤルエンフィールドのDNAを最も純粋に表現した『CLASSIC650』。実績ある650ccパラレルツインエンジンを搭載し、力強い低速域加や街乗りが楽しくなるレスポンスを特徴としています。

最後に紹介するのが『GOAN CLASSIC350』。ハンドルは高めで、サイレンサーにもさまざまなこだわりを施しました。『GOAN CLASSIC350』はファッショナブルなお客様、350ccのバイクを愛用してくださっているお客様に届けたい製品です。

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【トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社】
大貫 陽介 社長
~2024年3月から2025年2月までの12か月間で初の販売台数5000台を突破~


2024年3月から2025年2月までの、12か月の国内販売におけるトライアンフの新車販売台数は5008台。初の5000台超えを達成しました。昨年12月末の時点では惜しくも5000台を逃すということになりましたけども、2月の結果をもちまして5000台の販売を達成することができました。コロナ前の2019年との比較では販売台数が2.6倍に成長しています。

この成長のベースとなったのが、力を入れて活動を行っている販売ネットワークの強化、そして日本の市場において期待されている商品を適正な価格で導入できたことによる商品力の強化、この2本柱の相乗効果が大変大きいと考えています。

販売ネットワークの強化に関しては現在、総店舗数の半分以上の20店舗が新CIでオープンしており、ネットワークは34店舗に拡大しています。商品力の強化においては、昨年1月から400ccシリーズがラインアップに加わりました。今回、『SPEED TRIPLE1200』が新たに生まれ変わります。どのバージョンよりも大幅にパワフルで前世代よりも軽量となり、新たなRSへと進化を遂げました。

【ハーレーダビッドソンジャパン株式会社】
玉木 一史 マネージングダイレクター
~グランドアメリカンツーリングカテゴリーに新たに『Street Glide Ultra』がデビュー~


ハーレーダビッドソンスピリットを体現する活気あふれる取組みについて、皆様と一緒に探求していきたいと思います。2025年の新モデルとして、『Street Glide Ultra』がデビューします。長距離ツーリング体験をさらに深化させてくれるオールニューモデルは、『Street Glide』で導入されている快適性・テクノロジー・パフォーマンス・デザイン、各要素はそのままに、自由と冒険を求めるライダーのタンデム長距離ツーリングをサポートする新機能を加えたモデルであり、グランドアメリカンツーリングカテゴリーに加わるハイパフォーマンスモデルです。また、トライクの『TriGlide Ultra』も併せてリファイン。

2025年の『Sportster S』はエンジンとエキゾーストシステム全体にブラックアウト仕上げが施され、フューエルタンクにはヴィンテージ風のチェッカーVメダリオンを配し、精悍さが強調されるデザインとなりました。改良されたリアのサスペンションはシート高に影響を与えることなく、リアホイールのトラベルを60%拡大させました。



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