政治高速道路ツーリング

バイカーズ議員連盟、第1回勉強会を実施。二輪車高速道路料金の見直しについて意見交換

公開日: 2021/06/16

更新日: 2022/09/06

2020年度ツーリングプラン、日平均での利用件数が1.8倍に増加

 今年の3月23日に設立総会を行った、「バイカーズ議員連盟(BB議連)」の第1回勉強会が6月1日、衆議院第一議員会館で開催された。

 同会ではまず、警察庁から
①「規制標示『進路変更禁止』の注意喚起表示の新設」
②「沖縄県における二輪車の通行区分規制の見直し状況」
③「各国の自動二輪車等に係る免許区分」

の3項目について説明が行われた。

 この中で①に関しては、1月16日〜3月13日にかけて東京都の2つの交差点で、進路変更禁止区間があることを事前に知らせる、矢羽根型とドット型の「注意喚起表示」を試行設置した検証結果を報告。いずれも大きな効果が認められたが、費用対効果の観点から矢羽根型を標準仕様として設定すること、そして現在、各都道府県警察、特に東京を中心に配置場所を選定していることを伝えた。

 続いて、国土交通省から、
⑴「高速道路料金の車種間比率」
⑵「2020年度ツーリングプランの実施結果」
⑶「二輪車定率割引(案)」

の3項目について説明が行われた。

 ⑵に関しては、新型コロナウイルスの影響で実施期間が短くなったため利用件数では単純に比較できないが、日平均での利用件数が昨年度293件に対し、今年度は528件と1.8倍増加したことを報告した。

<center>高速道路料金の見直しについて質問するBB議連の大岡会長</center>
高速道路料金の見直しについて質問するBB議連の大岡会長

 警察庁と国交省による説明後、質疑応答を実施。その中で大岡敏孝会長は、「高速道路料金については、自民党オートバイ議連でも長い間熱心に取り組んできた課題。現在、軽自動車と自動二輪を別の区分にするべきだという議論は、どのように行われているのか教えて欲しい」と質問。これに対し国交省は、道路に与える負荷の差から、軽自動車等の車種区分の見直しについて検討する必要があるという意見も出ていると回答した。

 その他、「注意喚起表示」の広報活動や、全国に約500カ所ある二輪車通行規制区間の見直し、電動バイクの定格出力測定方法が海外と異なる問題についてなど、活発な意見交換が行われた。

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