公開日: 2022/03/31
更新日: 2022/09/06
レースというと、Moto GPような、ハイスピードでサーキットを駆け抜けるといったイメージを思い浮かべるかもしれないが、その世界観とは大きくかけ離れた、けれども、想像以上に楽しいレースがある。
それが、「CUB-CUP(カブカップ)」。既にご存知の方もいるだろうが、このレースの存在を知らない人でも名前を聞いただけで、どんなバイクで走るのかが分かるだろう。ホンダのカブをはじめとしたビジネスバイクや電動バイクによるレースなのだ。
正式な名称は「2022 CUB-CUP(カブカップ) ビジネスバイク・チーム対抗3時間(6時間)耐久レース」。カブカップ実行委員会が運営し、今年は3月5日・6日の第1戦を皮切りに、12月17日・18日の最終戦まで、全5戦が予定されている。最終戦だけが6時間耐久で、他の4戦は3時間耐久となっている。レースは富士スピードウェイのカートコース(1周520m)を使用して行われるが、第3戦は「第2回CUB-CUP日本GP」と題し、富士スピードウェイのレーシングコース(1周4563m)で行われる。
カブカップの面白いところは、何と言ってもクラス分け。レギュレーションによって、『電気屋』『ピザ屋』『新聞屋』『寿司屋』『ラーメン屋』『そば屋』『そば屋プロ』『カレー屋』『骨董屋』『職人』に分かれている。
例えば『電気屋』なら、電動ビジネスバイクのクラスで、スペアバッテリーが使用可能。自作やメーカーのテスト車両でも参加できる。『そば屋』なら、4サイクル90cc以下、無改造エンジン。『職人』なら、4サイクル150cc以下、2サイクル80cc以下、改造が自由なフルオープンクラス、という設定だ。
参加資格は18歳以上(ライセンス不要)。チーム構成は1チーム2名以上で上限人数なし。興味のある販売店が主体となって参加するもよし、カブの好きなユーザーに情報として伝えるもよし。現在、カブで富士スピードウェイのレーシングコースを走るチャンスでもある「第2回CUB-CUP日本GP」の参加受付中だ。詳しくは、大会ホームページをチェック。
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