公開日: 2022/07/19
更新日: 2022/09/12
2022年4月にメディア向けに開催されたJAIA輸入車試乗会で、小林ゆきさんが2018年発売のハスクバーナ「Svartpilen 401」の試乗インプレを行いました! 2014年に発表された「Vitpilen 401」と足つき、取り回しを比較していきます! シート高はどちらも835mmと高めですが、ハンドル周りやシートの形の違いがどう影響するのでしょうか。
スヴァルトピレンから見ていきます。
シート高835㎜の乗り心地が気になります。シートはフラットでまたがりやすい♪リアサスの沈み込みに高級感を感じます!ですが身長160cmの小林ゆきさんだと、片足をついた状態でステップに足を置くのがギリギリ・・!お尻をずらさないと跨った状態からバイクを直立できない様子。また、座った状態からでもスタンドを出し入れできていますが、一瞬足が宙ぶらりんになってしまうので工夫が必要ですね。
シート自体は丸くて細いので、足の踏み換えは意外と楽ちん!バーハンドルのアップハンドルで、踏みかえの際にバイクのぐらつきを腕で抑えやすいので足つきに不安な人でも乗りやすいです。
次にヴィットピレンの足つきもチェックしていきます!
足つきはスヴァルトピレンと同じ感じですが、ハンドルが低い分足の入れ替えは腰の力が必要そう・・・!跨ったままスタンドを下すのもスヴァルトピレンより難しそうです。
2台ともフレーム、エンジンと足つきは一緒ですが、足の踏み替えのしやすさがハンドルの高さで全然違います。
「Svartpilen 401」「Vitpilen 401」足つき比較
まずはスヴァルトピレンから。
左回りに押してみると、タンクが細くてつるつるしていて若干押しにくい・・・!軽いので気にするほどではないですが、体を押し付けて運ぶのはすべります。体を離して押してもステップが足に当たるのと、後ろをつかむのもバランス的に押しづらそうです。
右回りは体を離しても押しやすそうです!ですが後ろ右回りは腰が当たるタンクがつるつるしているのでやっぱり押しづらいです。カッコよさと扱いやすさは表裏一体ですね。
続いてヴィットピレン!
トップブリッチそのものにハンドルがついてる中々珍しいスタイル。左回りはハンドルがクリップオンなので、自分の位置が低くなり不思議と押しやすい!タンクにあばら骨辺りを当てながら押すと、とっても運びやすいです♪
後ろ回りも右回りもすごく楽!姿勢が低くなることで独特なタンクのえぐれに体がはまって押しやすいです。なんの怖さもなくて、体を押しつけなくても運びやすい♪
足つきはスヴァルトピレンが優勝でしたが、取り回しはヴィットピレンが優勝。同じフレームなのに、こんなに違うのは面白いですね!
「Svartpilen 401」「Vitpilen 401」取り回し比較
第一印象は、フロント回りのハンドリングが独特で、粘り気がある感じです。フロントのグリップを軸に、ライダーさんが入力を積極的にしていけるとスポーツライクに楽しめそう!最近の日本車には無いハンドリングと乗り心地です♪
ハスクバーナはオフロードバイクをメインで作っている会社なので、スヴァルトピレンはオフモードライクもありつつシート高835mmと、腰が高いストリートバイクという感覚。ライダーさんの目線も高い分、バイクを振り回してる感覚がめちゃくちゃ楽しい!ハンドルの高さも、ちょうどいいです。
液晶はまん丸くてシンプルなデザイン。数字は大きめですが文字が細いので意識を凝らさないと見づらいです。ライダーさんに走りに集中してもらいたいデザイン設計なのかもしれません!
足つきインプレの動画でも紹介したように、沈み込みに高級感がありましたが、サスペンションのストロークをブレーキと連動させると、沈み込みに更に高級感があって楽しいです!リアブレーキもすごくコントロールしやすく、しっとり効いてます。
50km/hくらいで走っていましたが排気音がすごい伝わってきて、法定速度内でも運転してる感じがあって楽しいです!ABSはすごく深くふまないと効き始めないようになっているので、
オフロードへ行くのにいいかもしれません♪
玄人は操るのが楽しく、初心者さんもトルクフルなシングルエンジンが走りをサポートしてくれるので、どちらが乗っても楽しめるバイクとなっています!
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