公開日: 2023/05/12
更新日: 2024/08/22
インド市場において、発売開始から6ヵ月で10万台以上販売された人気車両! ロイヤルエンフィールド新型「HUNTER350」をバイクジャーナリストの小林ゆきさんが足つきインプレしました。
私のスペックは身長160cm、体重約50kgの手足短め。スタンダードモデルのシート高は790mm、車重181kgとなっていますが、足つきはどうでしょうか。
早速またがってみると、タンクとシートの間のえぐれがよく設計されている!またがった足にぴったりフィットします。この状態でバイクを起こしてみると、実に軽いですね。そして前後サスペンションの沈み込みが結構あるので、かなり足付きに貢献する感じ。
では足を踏み替えてみます。バイクの真ん中に座っていますが両足が着くのかどうか。ステップの位置が意外と前の方にあって、私の短足を少し邪魔してきますが、両足のつま先がしっかり着きます。真ん中に座っても不安なく足を出したり、踏み替えたりできるので、181kgを感じさせない!
問題はまたがった状態でサイドスタンドが払えるかですが、サイドスタンドがなぜかスゴク硬い・・・。しかし、ツノがしっかり出ているのと、膝が曲がった状態でしっかりサイドスタンドに足が届く位置関係なので、出し入れ楽ちんです。そしてステップの位置はというと、まるで椅子に座っているような感覚!ステップ・座っている位置・ハンドルのポジションが実に快適です。
単に「スケッチを起こしてレトロな雰囲気で作りました」ではなく、ライダーがどうやったら快適に走行できるかという点も踏まえて設計されているので、シティライドを気軽に楽しむことが出来る車両だと思います!
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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