公開日: 2024/03/26
更新日: 2024/03/28
電動パーソナルモビリティの開発・販売を手掛けるglafit(鳴海禎造代表取締役CEO)は3月14日、クラウドファンディングサービスを展開するmakuake本社でメディアを対象に特定小型原付「NFR-01 Pro」の発表会を開催した。
同モデルは記者発表当日の8時から「makuake」で先行予約販売をスタート。応援購入価格は21万8790円。開始2時間後には目標金額500万円超えの1000万円に到達。記者発表会中にも金額はさらに伸び、14時頃には1287万円に到達した。そして、この原稿を書いている15日午後の段階では、2000万円を超えるなど大きな反響となった。
「NFR-01 Pro」は、2023年7月の道路交通法の改正により設けられた新車両区分「特定小型原付」に分類されるコミューター。このクラスに多いのは、立ち乗り式の車両だが、「NFR-01 Pro」は着座式の自転車タイプ。これにより、安定走行が可能となる。車道を走行するための「車道通行モード」(時速20km)と歩道を走る「歩道走行モード」の切り替えは、停止状態で行う。歩道走行モードの時は、最高速度標示灯が常時点滅する。
登坂性能にも優れている。オリジナル設計の高性能BMS(バッテリーマネジメントシステム)を搭載した48Vのバッテリーと、速度域20km/hに最適チューニングした低中速域高トルク型、定格出力500wのインホイルモーターの採用により、ペダルレスでも力強い走行ができる。
航続距離については、体重60kgの人が走行した場合、満充電で約40kmの走行が可能。東京駅を中心に見た場合、千葉市、つくばみらい市(茨城県)、川越市(埼玉県)、八王子市(東京都)、横浜市などが該当する。
また、スマホアプリによる遠隔管理も大きな特長。「glafit Ride Start System」は、年齢確認やナンバー登録、自賠責保険加入の登録ができない限り車両の電源は入らない仕組み。残り時間は3月15日現在であと76日。この先、どこまで伸長するのか、気になるところだ。
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